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橋本勝21世紀風刺絵日記
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2006年04月10日00時40分掲載
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大物女性キャスターの年俸17億円 再生賭けCBSが引き抜く
米NBCテレビの人気女性キャスター、ケイティー・クーリックさん(49)が、年俸1500万ドル(約17億円)でライバル会社のCBSに移籍し、CBSの夜の看板報道番組のアンカー役を務めることになった。CBSは、2004年にブッシュ大統領の軍歴詐称疑惑で大物アンカーが交代しており、ケイティーさんはこの後を埋める形になる。ケイティーさんは、NBCテレビのモーニングショー「トゥデー」のキャスターを15年間務め、高視聴率を稼ぐ大物キャスターとの評価が高い。(ベリタ通信=苅田保)
米メディアによると、ケイティーさんの移籍話はことし3月から本格化した。CBS側からの申し入れに対し、NBCも好意的に応じたという。ケイティーさんが担当するのは、夜6時半に始る30分枠の報道番組「CBSイーブニング・ニュース」。同番組では、現在ベテランのボブ・シーファー氏(69)がつなぎ役のアンカーを務めているが、ケイティーの起用で、番組のセットなどを一部化粧直しする。契約は5年で、仕事がスタートするのは9月からという。
CBSは大統領選挙戦の最中の04年、ブッシュ大統領がテキサス州兵勤務時代に勤務内容をごまかしたと報道。しかし、その根拠となった情報が虚偽である可能性が高まり、このニュース取材にもタッチした大物アンカーのダン・ラザー氏らへの批判が高まった。この結果、ラザー氏は責任を取って翌05年3月に番組を降板した。
この大統領の軍歴詐称疑惑の報道で、CBSの威信は大きく傷ついた。このため夜の報道番組の新しい顔となるキャスター探しが続いていた。
ケイティーさんは、モーニングショー「トゥデー」でのインタビューなどに卓越した能力を持ち、視聴者からの好感度の高い女性とされる。
■夜の報道視聴率トップはNBC
夜の報道番組は、3大ネットワーク局のNBC、ABC、CBSがそれぞれ看板番組を持ち、視聴率競争を演じてきた。3社の夜の視聴者数は2700万人といわれ、順位はNBCが1000万人でトップ。次いでABCが900万、CBSは800万人で3位。CBSは過去10年間、3位に甘んじており、長年の伝統を持つ報道番組に視聴者を呼び戻すのを悲願にしている。
ケイティーさんの移籍で、ニューヨークにあるCBS本社は、活気付いているという。CBS幹部は、ケイティーさんを「メージャー・リーグのプレーヤー」と形容し、「CBSイーブニング・ニュース」が視聴率のトップに立つ可能性もあると期待している。
報道番組の年齢層は25歳から54歳といわれている。ニュース番組は近年、インターネットの普及や、CNNやFOXニュースの台頭もあって、視聴者を減らしている。このためCBSでは、若者に人気のあるケイティーさんの起用で、視聴者の増加が見込めると皮算用している。
ケイティーさんは報道番組のアンカー役のほかに、他の人気報道番組「60ミニッツ」なども担当する。
NBCテレビのモーニングショー「トゥデー」は娯楽性が強かったため、ケーティーさんの起用発表の後、CBSのブログには、報道番組が「浮ついたものになるのでは」とのEメールが多数寄せられたという。
またケーティーさんはモーニングショーでは、かなり自由に仕事ができたが、報道番組となると様々な制約が生じるため、彼女の特色が生かせるのかとの疑問の声もあがっている。
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