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2006年04月26日18時03分掲載
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韓国ドラマ、利益得たのは日本の方? 韓国の報道をタイ紙が大きく紹介
【クアラルンプール26日=和田等】「冬のソナタ」のヒットで火のついた韓国ドラマ・ブームの利益を吸い上げたのは韓国よりも日本だ―。日本と韓国の関係がぎくしゃくする中、そんな刺激的な主張が韓国の英字紙コリア・ヘラルドの紙面に登場、タイの英字紙ネーションが日曜版の別刷り、サンデー・スタイルで一面を使ってこの報道を取り上げた。「Kポップを現金に換える」と題された同紙の記事は、シンガポールの英字紙ストレーツ・タイムズの記者の記事を交えるなど、韓国文化の今を多角的に分析した興味深い記事になっている。
この記事はまず、コリア・ヘラルドの記事を引用し、「冬のソナタ」のヒットをきっかけに起こった韓国ウェーブに最も効果的に乗ったのは日本であると指摘。韓国銀行が算出した数字をあげ、韓国は昨年、国内のテレビ番組の輸出で1億ドル(115億円相当)以上を獲得し、レコードや音楽ビデオ、写真アルバム、そして携帯電話を通じてのサービスなど他の「韓国文化コンテンツ」の売上げを合わせて1億2600万ドル(約145億円)を稼ぎ出したとしている。しかし、日本はさらに効果的、戦略的なマーケティングを展開し、それを上回る収入を得たと同紙は指摘する。
さらに同紙は、韓国のテレビ・ドラマを売り出すうえでの韓国側の戦略的な誤りを指摘。「文化のコンテンツをほかの地域に売って多角化せず、近隣国により高い値段で売りつけようとしたことで、韓国ブームに水をかける一因を作った」と分析している。
また韓国のドラマの制作者が過去にヒットしたドラマの場面や流れを真似して「二番煎じ」のドラマをどんどん作り出したことも、韓国のドラマが飽きられる要因となったとも指摘する。
韓国の商工会議所の報告書によれば、2005年の国際文化市場に占める日本の比率は7.3%、中国の比率が3.7%であるのに対して、韓国は1%でしかない。報告書は韓国文化のブームをもってしても韓国は国際市場に占めるシェアを上げることはできなかった自省的分析も示している。
一方、ネーション紙では、韓国では20年前には厳しい検閲の影響もあり女優が映画でヌードになることはまず考えられなかったが、自由化の進んだ現在ではストーリー上で必然性があれば、ヌードになることをいとわない女優が増えていると指摘。韓国映画にも「時代の風」が吹き込んでいることを取り上げた。
同紙は、韓国文化のウェーブはアジアのみにとどまらず、米国や中東地域など、世界的に広がる動きが出ているとも指摘している。
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