・読者登録
・団体購読のご案内
・「編集委員会会員」を募集
橋本勝21世紀風刺絵日記
記事スタイル
・コラム
・みる・よむ・きく
・インタビュー
・解説
・こぼれ話
特集
・国際
・農と食
・教育
・文化
・アジア
・入管
・中国
・市民活動
・米国
・欧州
・みる・よむ・きく
・核・原子力
・検証・メディア
・反戦・平和
・外国人労働者
・司法
・国際
・イスラエル/パレスチナ
・市民活動告知板
・人権/反差別/司法
・沖縄/日米安保
・難民
・医療/健康
・環境
・中東
提携・契約メディア
・AIニュース
・司法
・マニラ新聞
・TUP速報
・じゃかるた新聞
・Agence Global
・Japan Focus
・Foreign Policy In Focus
・星日報
Time Line
・2024年11月22日
・2024年11月21日
・2024年11月20日
・2024年11月18日
・2024年11月17日
・2024年11月16日
・2024年11月15日
・2024年11月14日
・2024年11月13日
・2024年11月12日
|
|
2006年05月12日18時10分掲載
無料記事
印刷用
米国で卓球人気、「美人選手」も宣伝に貢献
米国で長年マイナーなスポーツとみられてきた卓球が近年、注目されている。色鮮やかな卓球のユニフォームや、カラーの卓球台も出現、かつてのように一部の愛好者に限られていた卓球が、幅広い支持を集めつつある。米国の卓球用具製造会社は、金髪の美人プレーヤーをモデルとして活用し、卓球人気の火付け役になっている。(ベリタ通信=有馬洋行)
米国で卓球は、子ども専用のスポーツとしてのイメージでみられてきた。屋根裏や地下室、会議室などで、暇を見つけて息抜きに行うものとの見方が専らだった。
米紙ロサンゼル・タイムズによると、歴史的に卓球が注目されたのは、ニクソン米大統領(1969〜74年)時代の1971年、日本を訪問中だった米国卓球チームが、中国に招待されたときだ。
同チームの訪中は、スポーツを通じていがみ合っていた米中が国交正常化に動くきっかけになったことから、当時「ピンポン外交」といわれた。ニクソン大統領は翌年、歴史的な訪中を実現させた。
しかし、この出来事によっても、米国で卓球がメジャーなスポーツとして認識されるには至らなかった。子どもの娯楽とのイメージが強く、世界に通じるトップレベルの選手が輩出されなかったことも響いた。
この間、アジアや欧州諸国は、卓球の選手強化に力を入れ、オリンピックや世界選手権でも上位を占めた。これに対し、米国は、卓球がオリンピックの正式種目となった1988年以来、卓球でメダルを獲得することができなかった。
▼かっこよさをアピール
大きな変化が現われたのは2000年に入ってから。シカゴを本拠とする卓球用具製造会社「キラースピン」が、従来の枠を破って、カラー卓球台や斬新なデザインのユニフォームなどを販売、「卓球はカッコいい」というムード作りに成功した。
「キラースピン」のイメージパーソンに起用されたのが、米国の大学に留学していたセルビア出身の女性卓球選手。「ビーバ」の愛称で呼ばれる彼女は、色鮮やかなのユニフォームに身を包み、「卓球のアンナ・クルニコワ(ロシアの女性プロテニス選手)」と呼ばれている。
現在、米国での卓球愛好者は1430万人といわれている。2002年に比べ、150万人増えている。米国では太りすぎから糖尿病に悩んでいる人が多いが、卓球は、他のスポーツに比べてもカロリー消費が高く、健康にすぐれたスポーツとされている。
米国卓球界からも世界的に通用する選手が育っているが、バーニー・リード選手は、2002年にドーピング検査でステロイド(筋肉増強剤)を使用していたのがわかり、2年間試合への出場資格を停止された。
ステロイド使用はこれまで、野球の大リーグの一流選手の間で広がっていたが、あまり目立たなかった卓球の世界にもステロイドが浸透していた事態は関係者を驚かせた。
一方、「キラースピン」の創業者ロバート・ブラックウエルさんは「卓球は真のスポーツ。ピンポン球はラリーの際、台上を時速120キロで行き交うとされるだけに「世界最速のスポーツ」とその魅力を語っている。
|
転載について
日刊ベリタに掲載された記事を転載される場合は、有料・無料を問わず、編集部にご連絡ください。ただし、見出しとリード文につきましてはその限りでありません。
印刷媒体向けの記事配信も行っておりますので、記事を利用したい場合は事務局までご連絡下さい。
|
|
|