・読者登録
・団体購読のご案内
・「編集委員会会員」を募集
橋本勝21世紀風刺絵日記
記事スタイル
・コラム
・みる・よむ・きく
・インタビュー
・解説
・こぼれ話
特集
・アジア
・農と食
・人権/反差別/司法
・国際
・イスラエル/パレスチナ
・入管
・地域
・文化
・欧州
・市民活動
・検証・メディア
・核・原子力
・環境
・難民
・中東
提携・契約メディア
・AIニュース


・司法
・マニラ新聞

・TUP速報



・じゃかるた新聞
・Agence Global
・Japan Focus

・Foreign Policy In Focus
・星日報
Time Line
・2025年04月01日
・2025年03月31日
・2025年03月30日
・2025年03月29日
・2025年03月28日
・2025年03月27日
・2025年03月26日
・2025年03月23日
・2025年03月22日
・2025年03月21日
|
|
2006年05月14日14時11分掲載
無料記事
印刷用
テキサス州で無実の人間処刑の疑い 最期まで犯行を否認、支援団体や家族の声届かず
米テキサス州で自宅に放火し、幼児3人を焼死させたとして、2年前に死刑を執行された父親が、実は「無罪だった」との疑いが浮上している。米国で死刑を宣告された受刑者のケースを再検証している民間組織「無罪プロジェクト」が最近、追跡報告者の中で明らかにした。この死刑囚は、刑執行直前まで、「罪は犯していない」と叫んでいた。死刑では、間違って刑が執行されたとすれば、取り返しのつかない事態だ。これに対し、全米の中でも、ず抜けて死刑執行数が多いテキサス州当局は、誤審による死刑執行の可能性を否定している。(ベリタ通信=江口惇)
米メディアによると、2004年2月に処刑されたのは、カメロン・ウイリングハム死刑囚。1991年12月のクリスマスの二日前、自宅に放火し、2歳の幼女と、1歳の双子の男子の計3人を殺害した罪に問われた。しかし、同死刑囚は、12年間にわたって無罪を叫び続けた。
薬物注射による死刑執行が行われる直前にも、「私が言える唯一のことは、自分が無実だということだ。自分が犯してもいないことで12年間も苦しめられてきた」と、最期まで無罪を押し通した。
事件は、死刑囚の妻が子どもたちへのクリスマス・プレゼントを買いに出かけた後に起きた。ウイリングハム死刑囚の供述によると、2歳の幼女の泣き叫ぶ声がしたので目が覚めた。しかし、その時は部屋には煙が充満し、子どもたちを救出することができず、自分だけ脱出した。
裁判では、放火に関する鑑識専門家の証言が有罪の大きな決め手となった。出廷した専門家は、現場の焼き焦げた特徴から、ガソリンなどの引火物が床にまかれた放火殺人事件と断定した。
しかし、「無罪プロジェオクト」によると、当時の放火専門家は、ろくに科学的な訓練を受けておらず、専門家とは呼べる状態には程遠かったと強調、その上で放火と判断した根拠は薄弱だったと述べた。
同プロジェクトの責任者の一人、ジョン・レンティニ氏は、米紙ロサンゼルス・タイムズに対し、テキサス州が無実の者を処刑したと確信していると答えた。
▼テキサス州の死刑執行数は全米最多
ウイリングハム死刑囚の家族は、処刑前に、ケリー・テキサス州知事らに対し、無罪の可能性があるので再調査してほしいと請願したが、その声は届かなかった。
ケリー知事は、前任の知事だったブッシュ米大統領と同じように、死刑容認派で、テキサス州の処刑数は、依然全米一になっている。
同知事スポークスマンは、「処刑の妥当性が問題視されるのはよくあるが、なかなか解決できないものだ。しかし、知事の決定は、証拠に基づいたもの」と述べ、無罪の男性を死刑にしたとの見方に反論している。
テキサス州では2005年にテキサス科学捜査委員会が設置された。これは近年、警察の鑑識の間違いなどが相次いで指摘されているため、こうした問題を調査する機関として誕生した。
「無罪プロジェオクト」は、今回の報告書を同委員会にも既に提出し、速やかに捜査が開始されることを望んでいる。
|
転載について
日刊ベリタに掲載された記事を転載される場合は、有料・無料を問わず、編集部にご連絡ください。ただし、見出しとリード文につきましてはその限りでありません。
印刷媒体向けの記事配信も行っておりますので、記事を利用したい場合は事務局までご連絡下さい。
|
|





|