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橋本勝21世紀風刺絵日記
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2006年07月04日12時53分掲載
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エジプト人夫婦が米で少女を奴隷扱い ただ働きの代償は1100万円
エジプトから米国に連れて来た少女を、ガレージを改造した粗末な場所に住まわせ、メードとして奴隷のように扱っていたエジプト人夫婦に、厳しいお灸がすえられることになった。エジプトでは、一部の地域で貧しい家庭が、奉公の形で若い子どもを出す習慣が残っているが、米国では、このような強制労働は違法だ。中東情勢に詳しい関係者は、米国には多くのエジプト出身がいるが、これまで米国にエジプトの習慣を持ち込む者はいなかったと指摘し、この夫婦の無知ぶりにあきれている。(ベリタ通信=有馬洋行)
この夫婦は、アブドル・ナセル・エイド・ヨーセフ・イブラヒム(45)と妻のモテリブ(43)で、5人の子どもがいる。
米紙ロサンゼルス・タイムズなどによると、同夫婦は2000年8月、エジプトから米カリフォルニア州アーバインに来た際、12歳の少女をメードとして連れて来た。
二人は、エジプトでは、この少女の姉二人をメードとして雇っていた。イブラヒムは、このうちの1人が、家から物を盗むのを目撃。これを口実にして、少女たちの貧しい両親に対し、別の少女をメードとして米国に送り出さないと、警察に訴えると脅したという。
▼10年間奉公に両親がサイン
その後、少女の両親は「10年間の奉公」の形で少女を差し出す合意書にサインした。合意では、両親は月30ドルを受け取ることになっている。
米国での少女の仕事は、幼い子どもたちの面倒を見たり、掃除・洗濯、それに食事の準備をするもので、寝室は、ガレージを改造した3メートル四方の粗末な部屋だった。
米国では、ガレージは車2台が入るサイズが普通で、このためガレージの一部を居間などに改造する人も目立つ。
少女は観光ビザで米国に入国したが、6カ月後にビザは期限切れになり、以後不法滞在になっていた。夫婦は、少女に対し、外に出たりすると、警察に逮捕されると脅していた。 こうした生活が1年8カ月間続いたが、02年4月に、匿名の情報が警察に寄せられ、事件が発覚した。
二人は、強制労働や、不法滞在者を隠していた罪に問われた。6月末に同州サンタアナで開かれた審問で、検察側との間で司法取引に応じ、有罪を認めた。その際、妻のモテリブは、「米国で誤りを犯したが、当時、われわれは米国に来たばかりだった」と述べ、米国の法律に無知だったことを強調した。
二人は最高3年の禁固刑が科される可能性があるが、司法取引に応じたため、刑が減じられるとみられている。
▼少女は高校に通学
しかし、司法取引の条件として、二人は、ただ働きをさせた少女に対し、約10万ドル(約1100万円)の賠償金を支払うことに合意した。10月23日に量刑の言い渡しが行われる。
少女は現在16歳になっている。保護された後、里親の下に引き取られ、公立高校に通っている。当時は不法滞在だったが、その後当局からグリーンカード(永住権)が与えられ、合法的な滞在に切り替わっている。
カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の中東問題専門家は、西側の考えでは、子どもをメードとして奴隷扱いにすることは、とうてい許容されないと指摘。
米国にいるエジプト人が、そのような生活をしていないことを、この夫婦は、知らなかっただろうかと驚いている。
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転載について
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