・読者登録
・団体購読のご案内
・「編集委員会会員」を募集
橋本勝21世紀風刺絵日記
記事スタイル
・コラム
・みる・よむ・きく
・インタビュー
・解説
・こぼれ話
特集
・教育
・文化
・アジア
・国際
・入管
・中国
・市民活動
・米国
・欧州
・みる・よむ・きく
・核・原子力
・検証・メディア
・反戦・平和
・外国人労働者
・司法
・国際
・農と食
・イスラエル/パレスチナ
・市民活動告知板
・人権/反差別/司法
・沖縄/日米安保
・難民
・医療/健康
・環境
・中東
提携・契約メディア
・AIニュース
・司法
・マニラ新聞
・TUP速報
・じゃかるた新聞
・Agence Global
・Japan Focus
・Foreign Policy In Focus
・星日報
Time Line
・2024年11月21日
・2024年11月20日
・2024年11月18日
・2024年11月17日
・2024年11月16日
・2024年11月15日
・2024年11月14日
・2024年11月13日
・2024年11月12日
・2024年11月11日
|
|
2006年07月06日19時16分掲載
無料記事
印刷用
母親の病死でさらに謎深まる 米美少女ジョンベネちゃん殺害事件
10年前に米コロラド州ボールダーで起きたジョンベネ・ラムジーちゃん(当時6歳)殺害事件が、母親のパトリシアさん(49)の病死によって、再び脚光を浴びている。全米のリトル美女コンテストの常連だったジョンベネちゃんは、自宅の地下室で他殺体で発見された。当初から内部から押し入った形跡がないため、ジョンベネちゃんの両親の事件関与が疑われた。しかし、捜査は難航を極め、犯人は、未だに誰だか判明していない。謎に包まれた事件は、パトリシアさんの死によって、さらにミステリー性を増すことになった。(ベリタ通信=苅田保)
米メディアによると、1996年12月26日早朝、パトリシアさんはモーニング・コーヒーを作ろうと3階の寝室を出て、階段を降り始めた。1階近くの階段で、黄色い3ページのノートがあるのに気付いた。「あなたの娘を預かっている」──。誘拐を告げる脅迫文だった。犯人は、身代金11万8000ドルを要求していた。
脅迫状は手書きで、犯人からの接触はなかった。身代金11万8000ドルという数字は、夫のジョン・ラムジーさんがそのころもらったボーナスの額と同じで、ラムジー家に精通している者の犯行を強く示唆していた。
妻の叫び声で夫のジョンさんも駆けつけ、2階にあるジョンベネちゃんの寝室を見たが、ベッドはもぬけの殻だった。当時9歳の長男は、自分の寝室で、何事もなかったかのように眠っていた。
警察は現場に駆けつけたが、自宅の捜索令状が到着するまで自宅内の調べを控えた。このためジョンさんが先に、自宅内を捜索する形になった。
間もなく自宅の地下室で、毛布に包まれて死んでいるジョンベネちゃんを発見した。ナイロン・コードで首を絞められ、口などにダクトテープが貼られていた。左側頭部に鈍器で殴られた傷があった。
一家は遺体発見の前日のクリスマスにパーティーに出かけ、帰宅したのは夜だった。両親は、車の中で眠りに落ちたジョンベネちゃんを2階の寝室に運んだという。
警察は、外部から押し入った形跡がないため、両親に疑いの目を向けた。警察が内部犯行説をにおわせるリークをマスコミに行ったため、一躍メディアの関心を集めることになった。
▼母の死因は卵巣がん
パトリシアさんは元ミス・ウェストバージニア、ジョンさんはコンピューター関連事業で成功を収めたビジネスマンだった。ジョンベネちゃんは金髪の美少女で、今でもコンテストに参加した当時のビデオが、ニュースがあるたびに放映されている。自宅は英国のチューダー様式の豪邸で、部屋数は15あった。
二人は終始、外部犯行説を唱えた。しかし、一部のメディアは、ジョンベネちゃんがおねしょをするので母親が逆上して殺害したとか、父親が娘を性的に虐待していた、などと報道。このため家族とメディアの関係は悪化した。
二人は警察の聴取を受けているが、いっさい刑事訴追は受けていない。事件から10年が経過しても、ジョンベネちゃんが、なぜ殺されたのかすら分かっていない。
パトリシアさんの死因は、卵巣がんの再発だった。ともかく彼女の死によって、事件は一層混迷の度を加えることになりそうだ。
仮に彼女が何かを隠していたとすれば、その秘密は永遠に分からないことになる。その一方で、仮に外部犯行とすれば、真犯人が、われわれが知らない所で、今でも世の中を自由に歩き回っていることになる。
|
関連記事
【関連】ジョンベネちゃん殺害現場の自宅を1億円で売却 呪われた家との風評も
転載について
日刊ベリタに掲載された記事を転載される場合は、有料・無料を問わず、編集部にご連絡ください。ただし、見出しとリード文につきましてはその限りでありません。
印刷媒体向けの記事配信も行っておりますので、記事を利用したい場合は事務局までご連絡下さい。
|
|
|