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橋本勝21世紀風刺絵日記
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2006年07月10日10時02分掲載
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落ちこぼれ高校から難関大学へ入学、メキシコ系の女子高生
米カリフォルニア州ロサンゼルスの学校区では、高校生の中退や学業の不振が大きな問題になっているが、ロス南部の“落ちこぼれ工場”と陰口をたたかれている高校から、女子生徒が同州トップの難関校カリフォルニア大学(UC)バークリーに入学することになり、話題を呼んでいる。同校では、学内トップ10はすべて女性が独占している。ギャングや麻薬に染まる男子生徒が多い中で、勉強一筋のような男子は、仲間から嘲笑の的になるため、女性の方が勉学をしやすい環境にあるという。(ベリタ通信=苅田保)
米紙ロサンゼルス・タイムズによると、この学校は、ロス南部にある公立フレモント高校。学校周辺の治安は悪く、ギャングや麻薬が地域に根を下ろしている。生徒の9割は、ラティノ(中南米系)という。メキシコなどからの不法滞在者の子どもたちも多数通っている。
親は金銭的に恵まれておらず、生徒たちは、家庭の財政を助けるために、放課後はアルバイトをしたりする。家族に小さい子どもがいれば、自宅に戻り、食事、洗濯、掃除をする必要がある。このため、学校で勉強に専念するという雰囲気はない。
ことし3月には、校内で、二十数人の生徒が衝突事件を起こし、ロス市警から機動隊が出動し、生徒が拘束されている。人種問題をきっかけにしたギャング同士の衝突ともいわれている。
こうした環境にめげず奮闘したのが、今秋UCバークリーに入学するルス・エレナ・ギテレスさん(18)。6月の卒業式では総代を務めた。
▼両親は病院のクリーニングの仕事
両親はメキシコからの移民者。病院のクリーニングの仕事をしている時に知り合った。米国滞在27年になったが、父と母はいまだに同じ仕事をして家計を支えている。
両親は小学校を卒業していない。英語もまだ話せない。しかし、子どもたちが勉強するのを強く励ましたという。父親は、疲れて帰宅した後、しばしば「一生懸命勉強しろよ。私みたいに苦労しないために」と話したという。
ルス・エレナさんの兄もカリフォルニア州立大学ロングビーチ校を卒業している。姉もフレモント高の卒業生総代を務め、優等の成績で、別の名門校カリフォルニア州立大学ロサンゼルス校(UCLA)を卒業している。
フレモント高では、大学に行く費用を出せない家庭が多い。学校の学力ランクも最下位の方で、生徒たちにも大学は夢にしかすぎない。このため、学校のカウセラーが、親代わりになって、やる気のある生徒のためのコーチ役になったりしたという。
ルス・エレナさんは「フレモントに来る生徒に対して、周囲の期待は低い。貧しい家の子ども。移民家庭。人々はわれわれが成功するとは思っていない。しかし、容易ではないが、すべてが可能だ」
UCバークリーからは奨学金も得ている。UCLAにも合格していたが、ロス以外の世界も知りたいと、サンフランシスコにも近いバークリーを選んだ。
フレモント高からは、別の女子高生が、東部の名門私大でアイビーリーグの一つのブラウン大学に進学するという。
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