・読者登録
・団体購読のご案内
・「編集委員会会員」を募集
橋本勝21世紀風刺絵日記
記事スタイル
・コラム
・みる・よむ・きく
・インタビュー
・解説
・こぼれ話
特集
・アジア
・農と食
・人権/反差別/司法
・国際
・イスラエル/パレスチナ
・入管
・地域
・文化
・欧州
・市民活動
・検証・メディア
・核・原子力
・環境
・難民
・中東
提携・契約メディア
・AIニュース


・司法
・マニラ新聞

・TUP速報



・じゃかるた新聞
・Agence Global
・Japan Focus

・Foreign Policy In Focus
・星日報
Time Line
・2025年04月01日
・2025年03月31日
・2025年03月30日
・2025年03月29日
・2025年03月28日
・2025年03月27日
・2025年03月26日
・2025年03月23日
・2025年03月22日
・2025年03月21日
|
|
2006年07月28日01時10分掲載
無料記事
印刷用
大手で闊歩する女子大生襲撃犯 被害者が自著で告発
1977年に米オレゴン山中で、名門私大エール大学の女子学生二人が、テントを張って寝ている最中、何者かにピックアップのトラックで襲われた。犯人はその後、持ってきた斧で二人に切りつけ、立ち去った。二人は瀕死の重傷を負ったが、奇跡的に助かった。それから29年。被害者の一人が、忌まわしい事件を自らの手で追跡した本を出版した。本の出版は、米メディアの間で何度も取り上げられているが、この事件の恐ろしさは、犯人とみなされる男が、殺人未遂の時効で依然大手を振って歩いていることだ。(ベリタ通信=江口惇)
各種報道によると、大学に通っていたテリー・ジェンツさんは、女友達のシェイナ・ワイスさんと夏休みを使って、自転車での大陸横断旅行を計画。1977年6月、米西岸のオレゴン州を出発した。その1週間後に事件は起きた。
同州レッドモンドの州立公園内で、二人は小川近くにテントを張った。誰かに見られている感じがしたが、気のせいだと二人は思った。夜、就寝してから1時間半後に、突然テントがトラックに踏み潰された。
テリーさんは、車輪の下で身動きできなくなったが、シェイナさんは辛くも逃げていた。しかし、犯人は車から斧を持ち出し、シャイナさんに何度も切りつけた。頭の傷口が開き、おびただしい血が流れ、意識不明の状態になった。
犯人は今度は車を動かすと、テリーさんにも斧を振るった。前腕の骨近くまで斧が食い込んだ。倒れたテリーの目に映ったのは、カウボーイブーツを履いた男の姿だった。男はその後立ち去った。
テリーさんは、必死の思いで近くにいたキャンパーに助けを求めた。二人とも助かったが、シェイナさんは、頭の傷で、一時失明した。現在は、視力が一部回復している。しかし、二人の関係はこの事件の後、疎遠になった。それから29年。テリーさんは、脚本家として働き、シェイナさんは「ドクター」になっているという。
当時、オレゴン州では、殺人未遂事件の公訴の時効は3年だった。地元では、しばしば問題を起こす町の青年の犯行とうわさされたが、地元警察は捜査に不熱心で、1980年に時効が成立した。
忌まわしい過去にふたをしていたテリーさんは、事件から15年後の1992年、自ら真相解明に乗り出す。現場周辺にも訪れ、関係者から事情を聞き回った。その結果、犯人は、当時17歳の若者であると言い切っている。この経緯を明らかにした本「ストレンジ・ピース・オブ・パラダイス」はことし5月に発売された。
17歳の男性が犯行であることが分かったのは、彼の昔のガールフレンドが、テリーさんの調査に協力したからだという。このガールフレンドは、事件当時、この男性が、トラックのタイヤを交換したことなどを目撃している。また激情しやすい性格で、付き合っていた際、このガールフレンドも殴られ、殺すぞと脅されたことがあるという。
この男性は、家庭内暴力のほか、末期治療を受けている男性から、薬を盗もうとして逮捕されるなど、町では札付きの青年だった。その彼が、なぜ処罰を受けないまま、事件が時効になってしまったのかは、謎のままだ。町の中に、よそ者から身内を守るとの雰囲気があったのかもしれない。
|
転載について
日刊ベリタに掲載された記事を転載される場合は、有料・無料を問わず、編集部にご連絡ください。ただし、見出しとリード文につきましてはその限りでありません。
印刷媒体向けの記事配信も行っておりますので、記事を利用したい場合は事務局までご連絡下さい。
|
|





|