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橋本勝21世紀風刺絵日記
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2006年08月04日07時55分掲載
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20数えるうちに法廷から出て行け 判事代理が暴走か
夫の家庭内暴力から救済を求めていた妻に対し、ロサンゼルス地裁の判事代理が、思ってもみない行動に出た。この女性が、メキシコからの不法移民であることが気に障ったのか、「20」数えるうちに、法廷から姿を消さないと、当局に逮捕させるぞと“脅し”をかけたのだ。判事は実際に「イチ、ニー、サン、シー...」と法廷内で数え、女性を法廷から追い出したうえ、訴えを棄却した。この問題が明るみに出た後、ロサンゼルス地裁当局者は、判事の進め方が不適切であった可能性があるとして調査を始めるともに、女性に再審理の機会を与える意向を表明した。(ベリタ通信=有馬洋行)
この異例の事態が起きたのは、ロサンゼルス近郊のポモナ地裁で7月14日に開かれた審理の最中。
米メディアによると、アウロラ・ゴンザレスさんは、夫からの暴言や精神的苦痛に耐えかね、裁判所に対し、夫が自分と二人の子どもに近づくことを禁じる命令を出すよう要請していた。アウロラさんによると、夫は、妻が不法移民であることを逆手にとって、当局に通報するとも脅しをかけていたという。
同日、ブルース・フィンク判事代理は、アウロラさんに対し、不法移民の話は本当かと質した。彼女が「不法滞在です」と答えると、判事代理は、不法移民が、法廷にいる権利はないと述べた。
その上で、20数えるうちに、法廷から姿を消せば、メキシコに送還されないで済むと発言。その後実際に数え出し、「ロク」まで数えたところで、「20までいったら、彼女は逮捕され、メキシコ行きだ」と告げた。
このためアウロラさんは法廷を出た。残された夫を前に、判事代理は「当事者(妻)がいなくなったので、すべての訴えは棄却された」と述べた。
この発言の一部始終は、法廷記録に残されている。家庭内暴力の被害者を救済しているYWCA関係者は、当日の様子について、当初、判事代理が冗談を言っているのかと思ったという。
英語が不自由なアウロラさんには通訳が付き添っていたが、通訳もあまりのショックで、うろたえるばかりだったという。
法廷を追い出されるという屈辱を味わったアウロラさんは、「夫は、いつも強制送還させるぞと言って脅した。裁判所に救済を求めたのに、判事代理は私をまるでごみのように扱った」と、話している。
アウロラさんは夫と6年間暮らしたが、夫からののしりに耐えかね、6月に家を出、シェルター(避難所)で子どもとともに暮らしている。
判事代理は、メディアからの問い合わせに対し、このまま審理を続け、接触禁止命令を出せば、夫が当局に不法移民だと通報する恐れがあるので、これを回避するために“大岡裁き”をした旨の弁明をしている。
この問題についてロサンゼルス地裁スポークスマンは、居住者だとか米市民だとかに関係なく、ロス地裁は、すべての者に開かれていると指摘。判事代理の行動に不適切な点が見つかれば、判事代理職をはく奪されることもあると述べている。
判事代理は、判事の数が足りない時に、これを補うシステム。フィンク判事代理は家族法の弁護士として35年の経験を持っているという。
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