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橋本勝21世紀風刺絵日記
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2006年08月12日02時49分掲載
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靖国神社問題
【コラム】「コイズミ」の前に立ちはだかれ、靖国に行こう 首相参拝はきょうから数日間が濃厚
小泉純一郎首相は、それでも靖国神社に参拝するようだ。複数の日本の大手メディア関係者は、15日の終戦記念日を挟んだきょう12日から17日ごろまでの数日間に首相は「ほぼ9分9厘」靖国参拝を強行するとみている。靖国神社の本質が暴かれ、神社への批判が高まれば高まるほど、小泉首相は参拝への固執を強めているようだ。あの男はほぼ間違いなく「戦犯神社」に今年も行く。これに反対する者に今できることは何か。さまざまな選択肢はあるが、意味ある行動の一つは、一人でも多くの日本人が、韓国や台湾などアジアの人々とともに、「コイズミ」を靖国で待ち受けることだろう。彼の前に立ちはだかるのだ。(稲元洋)
靖国に行こう。参拝などしなくても、神社には自由に入れる。抗議の意志を胸に、あの神社の小ぎれいな石畳の上に数千人、数万人が立ち尽くすのだ。 プラカードも横断幕もいらない。持っていくと排除される可能性が高い。ただ、黙って立っているか、ぶらぶらと歩いているだけでいい。小泉首相が現れる時まで、とっておきの言葉は胸にしまっておくのだ。
首相が現れる可能性が高いのは、きょう12日から17日までの期間、時刻は過去の例からみて、開門する午前6時ごろから午前11時ごろまでの可能性が高い。 午後の可能性もあり、その場合は参拝者のピークが一段落する午後3時以降とみられる。
ちょっとしたリスクとしては、公安に問いただされたり、動員される右翼団体などに嫌がらせを受けることだが、普通の参拝者をうまく装えばいい。「自分は戦死した父のために参拝するが、日本の首相である小泉純一郎は参拝すべきでない」と思う人は、うやうやしく参拝を済ませた上で、首相を待てばいい。
その日、いつまで待っても来なかったら、初めての人は「遊就館」をぜひ見学して帰ろう。靖国神社の正体がはっきり分かる展示館だ。
靖国神社はどこかって? 地下鉄東西線「九段下」駅から徒歩3分だ。JR総武線「市ケ谷」駅からもそう遠くない。
▼小泉首相のメルマガ
著しく論理的思考欠き、政治家としての良心、良識もなく、さらに日本人にとって不幸なるは、そのような男にすぎないという自覚も持ち合わせていない小泉首相は、靖国参拝を強行することで、自己を曲げない「信念の政治家」というイメージ効果が得られると計算している。しかし、その信念そのものを、歴史を学び、その糧を自己の内奥に向け、謙虚に問い直そうとはしていない。
8月3日の自らのメールマガジンで小泉首相は「日本国憲法第19条では、『思想及び良心の自由は、これを侵してはならない』としています。戦争で亡くなった方々に対して、どのようなかたちで哀悼の誠を捧げるのか、これは、個人の自由だと思います」と言い切っている。
小泉首相お得意の憲法「ねじ曲げ解釈」「都合のいいとこどり」がここにまたある。 靖国神社の「戦争犯罪性」を、ここで繰り返して論じるまでもない。「思想および良心の自由」を言うのであれば、靖国神社に合祀されたままの韓国や台湾の戦死者、その遺族の「思想および良心の自由、信教の自由」はどうなるのか。
11日、小泉首相の靖国参拝に反対する韓国、台湾人戦死者の遺族は、首相官邸前などで「平和の灯をヤスクニの闇へ」とのスローガンを掲げ、抗議集会とデモ行進を行った。 メディアの報道によると、韓国の国会議員・金希宣(キム・ヒソン)氏は「生きている間には強制連行、徴用され、死後は靖国に魂を縛り付けられている」と語り、韓国人戦死者の合祀取り下げを訴えた。
遺族らは12日以降、靖国神社前でも抗議行動を行う予定だ。
▼靖国は日本人の問題
韓国、台湾、中国などアジアの人々の思いとの連帯を恐れるべきではない。しかし、それ以前にまず、靖国神社問題とは、日本人自身の問題なのだ。
「アジア太平洋戦争」は言うまでもなく、アジアや太平洋の国々の人々に多大の犠牲を強いた。 その事実を心に刻んだ上で、日本人として真っ先に考えるべきは、約300万の日本人の命を失わせ、生き残った人々にも生涯にわたる苦しみと痛みを与え続けているあの戦争の責任が、だれにあるかという問題だ。
東京裁判は「日本人に対する罪」を訴因から除外している。 東京裁判の「不当性」を訴える前に、「日本人に対する罪」と下されるべき罰のあり方を考えるべきだ。
少なくともA級戦犯とされた後に靖国に祀られている東条英機元首相、松岡洋右元外相、板垣征四郎元陸相ら14人は、罪の重さにそれぞれ差はあったとしても、日本を無謀な戦争に導いた責任者たちであることは間違いない。
中国は「最大限の譲歩」(曹鵬程・人民日報東京支局長)としてA級戦犯の分祀を要求しているが、靖国に祀られている人々の中には、BC級戦犯の一部、終戦時に自決した阿南陸相など、重い戦争責任を科せられるべき人々も少なくない。
靖国神社が遊就館の展示などを通じて発する「靖国史観」とは「過去に日本が行ったすべての戦争は不可避かつ正しかった」というものだ。
A級戦犯が仮に分祀され、中国や韓国が許しても、まだ日本人が問いただすべき大きな罪を現在に至るまで靖国神社は負っている。 靖国が今の靖国である限り、許してはならない。
その靖国史観の宣伝隊長が小泉純一郎だ。 冷笑する者たちはほっておこう。靖国で静かに、くれぐれも石など投げないように、しかし、断固たる意志で「コイズミ」の前に立ちはだかる。そして、「なぜ」とあの男に直接、問い掛けるのだ。
(この記事は全文転載可)
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