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橋本勝21世紀風刺絵日記
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2006年08月19日13時55分掲載
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米オハイオ大学が論文盗用で大揺れ 機械工学の大学院生が関与
米国の大学では入学時に、論文作成で盗用をしないように厳しく指導される。大学の授業では、学生は専攻に関連した形で多くのリポートを書かされる。締め切りが迫ると、学生のストレスは高まる。そんな時に、忍び寄るのが、教科書や他の論文からの盗用という誘惑だ。米オハイオ州のオハイオ大学(公立)が今、この盗用スキャンダルで揺れている。機械工学を専攻した大量の大学院生が、担当教官の指導で、長年にわたって修士論文で盗用をしていたことがわかったからだ。この盗用を見抜いたのは、同じ機械工学で学んでいた一人の大学院生だったという。(ベリタ通信=苅田保)
米メディアによると、ことし5月、オハイオ大学の調査委員会は、機械工学部の大学院で、過去20年間にわたり、「目に余る盗用」があったとの報告を発表した。
盗用は、機械工学部の名物教授であるジェイ・グナセケラ学科長や准教授の指導の下で行われていたという。この報告を受け、グナセケラ教授は、学科長職を解かれた。最終的に大学は、盗用に関与した教官との雇用契約を打ち切るとみられている。
盗用が指摘されたのは、既に大学院を卒業している学生40人。主に、修士論文の序章の部分で、教科書からのコピーや、他の論文からの盗用が目立った。
大学側は、盗用が見つかった卒業生に手紙を送り、(1)学位を放棄する(2)盗用部分を書き直し、新たに審査を受ける(3)不服申し立てをする──のいずれかを選択するよう通知した。
これまでに37人が論文の書き直しに応じており、9月中に修士論文を再提出する予定という。
オハイオ大学の盗用問題は、実は、3年前に当時機械工学部の大学院で学んでいた1人の学生が告発したのがきっかけだった。
オハイオ大学のOBだったこの学生は、自分の修士論文が担当教官から、何度もつき返されるため、図書館で過去の修士論文を読み、対策を検討し始めた。
その折に、偶然過去の論文に多くの盗用があるのを発見した。この事実を大学側に報告したが、大学側は「冗談だろう」と言って、取り合わなかったという。しかし、盗用疑惑が、大学新聞で報じられ、反響が広がった。
腰の重かった大学側も調査委員会に真相究明を依頼し、5月に報告書が出た。盗用は、英語が第一外国語でない外国からの学生に目立ったという。
これに対し、グナセケラ教授の代理人は、盗用は、序章の多く見られるだけで、論文作成者が、出所を明記しなかったのは、単なる怠慢に過ぎず、盗用するとの悪意はなかったと反論している。
同教授は1983年からオハイオ大学で教鞭をとっており、機械工学部の育ての親ともいわれる人物。米軍からも工学関係で多額の契約を受注している。こうした功績で、2003年には、機械工学部の最高の名誉である教授功労賞を大学から贈られている。
しかし、5月の調査報告で、厳しく指弾され、名声は大きく失墜した。このため同教授は8月9日に、大学から中傷を受けたとして、2万5000ドルの損害賠償を求める訴えを簡易裁判所に起こしている。
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