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橋本勝21世紀風刺絵日記
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2006年09月08日00時48分掲載
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強制送還をめぐり混乱も 不法移民対策に追われる米国
メキシコ出身のマリア・ベルデスさんが2日間かけて砂漠地帯を越えて米国に不法入国したのは16歳のときだった。それから12年。28歳になり、夫との間に4人の小さい子どもがある。子どもたちは、米国で生まれたため、米国の出生地主義により、米国籍を取得している。しかし、マリアさんたち両親は、今でも不法滞在者だ。米国は今、マリアさんのような不法移民をめぐる報道であふれている。ブッシュ政権の下で、強制送還も増加しているが、その半面、送還をめぐる間違いも起きている。(ベリタ通信=江口惇)
現在、コロラド州に住むマリアさん夫婦には、9歳、7歳、6歳、それから1歳の計4人の子どもがいる。子どもはいずれも米国籍だ。不法滞在者でも、米国にいる間に、出産すれば、米市民権が子どもに与えられる。つまり米国人として認知されるわけだ。
しかし、両親は、米市民権は不法に米国に入国したため、米国籍は取れず、悪いことに不法滞在者である。しかし、これが直ちに強制送還につながるわけではない。
子どもが幼く、米国籍の場合は、仮に両親が不法滞在者であっても、滞在が認められることがあるからだ。米メディアは、マリアさんの子どものように、親を米国に滞在させることができる子どものことを”アンカー・ベービー“と、やや軽蔑した表現で呼んでいる。 米ミシガン州では最近、不法滞在者だったメキシコ出身の夫が強制送還され、妻のバルタサール・オルネドさんは、3人の子どもを抱え、途方に暮れている。
妻は米国籍を持っており、12年前に不法移民だった夫に米国籍を取得させようとした。しかし、弁護士のミスなどで、国籍取得はできていなかった。
ある日、係官がオルネドさん宅に押しかけ、子どもの前で夫に手錠をかけて、連行した。現在、弁護士を使って、夫が米国に再入国できるように努力しているが、簡単ではなさそうだ。
▼米国籍者を強制送還
一方、ニューヨーク州では、移民当局が米国籍を持つ人間を、不法移民として強制送還していた事実が明らかになった。
デュアリニス・ペレスさんは15歳のときに米国籍を取得した。1988年に母親が米国籍を取得したのに伴い、米国人になっていたのだ。しかし、うかつにも本人はこのことを知らなかったという。
ペレスさんは94年に麻薬に関連して、出身地のドミニカに強制送還された。2000年に今度はカナダから米国に入国を果たそうとしたが、逮捕された。
ペレスさんが米国籍であることを知らされたのは、刑務所に服役してから3年半たった04年の春のことだった。米国籍であれば、強制送還は違法な行為となる。
しかし検察側は、米国籍の取得者とわかっても、ペレスさんを釈放させなかった。このため裁判所は最近、もともとペレスさんをドミニカに強制送還することは間違っていたとの判断を示した。
この結果、ペレスさんの罪状は晴れた格好になった。移民問題をめぐっては、時としてこのように当局の審査のずさんさが明らかになることがある。
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