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橋本勝21世紀風刺絵日記
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2006年09月26日02時22分掲載
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米国徒歩横断の”太っちょ男“は破産状態 妻からは三行半
西海岸の米カリフォルニア州から東海岸のニューヨークまで1年1カ月かけて徒歩で横断旅行を行い、話題を集めた“太っちょ男”のスティーブ・ボートさん(40)が現在、破産状態だという。186キロあった体重を減らすことと、精神的な立ち直りを目指して一人で始めた徒歩旅行だったが、途中で米メディアに取り上げられ、一躍有名人に。しかし、徒歩旅行の後、当て込んだ本の出版もキャンセルとなり、残ったのは借金だけで、妻からは離婚を迫られる結末となった。(ベリタ通信=江口惇)
ボートさんが挑戦を開始したのは2005年4月。肥満の体をスリムにすることのほか、1990年に二人を死亡させた人身事故を起こし、これが原因でうつ病になったのを徒歩旅行で癒すのが目的だった。
米紙サンディエゴ・ユニオン・トリビューンによると、出発地はカリフォルニア州サンディエゴに近いオーシャンサイド。自らウェブサイトを立ち上げ、旅行中の様子を書き綴った。当初はなかり肉体的にきつかったが、ようやく慣れたなと感じているときに、テレビ局が体重を減らすために歩き続けるボートさんを全国ニュースで取り上げたため、全米に知られるようになった。
早速、出版社や映画制作者から、出版やドキュメンタリー映画作りの誘いがかかった。出版社は、原稿料として多額の金を前払いした。映画制作者からもカメラマンが同行することになった。
しかし、ニューヨークに到着した、ことし5月前から、出版社との関係がまずくなった。理由は、出版社の送ってきたゴースト・ライターが、自分が話しても、考えてもいないことを本に書いていることを見つけ、ボートさんが反発したたためだ。
この結果、本の出版は見送られ、逆に出版社から、前払い用の7万1000ドルの返済を求められる始末になった。金の大半は、旅行中のホテルや食事代など生活費、それにカリフォルニアにいる妻と二人の子どもへ送金して使い果たしていた。
ドキュメンタリー映画も完成はしたものの、公開の見通しは立っていない。カリフォルニアに戻った後は、作家として、また講演などで収入を得ようとの目算は狂ってしまった。
▼妻からは三行半
さらに追い討ちをかけるように徒歩旅行に反対していた妻との関係も悪化、10月に正式に離婚が成立する見通しになった。
現在サンディエゴの安宿に泊まって生活している。一週間前までは車に寝泊りしていたが、車は売ってしまった。間もなく自己破産を申請する考えだ。
徒歩旅行のときから、以前やっていた車の牽引や自動車修理の仕事には戻らない気持ちを固めていた。金銭的には苦しんでいるが、旅行で多くのことを学び、精神的には充実しているという。
今、彼は徒歩での世界旅行を考えてる。計画を持たずに出かけ、未知の土地で、知らない人と触れ合うことに魅力を感じている。道が続く限り、後ろを向かずに歩き続けたいという。ウェブサイトも引き続き開設中。一時より、アクセス数は減ったが、それでも一日数千件はある。
ボートさんは、徒歩旅行で体重を40キロ減らした。しかし、この後10キロ増えて、現在は155キロだという。
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