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橋本勝21世紀風刺絵日記
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2006年10月10日07時07分掲載
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53歳の男がコロラド州の高校で発砲 16歳の女子生徒が犠牲に
米コロラド州ベイリーにあるプラット・キャニオン高校で9月27日、生徒の服装をした男が銃を持って入り込み、女生徒を人質に取った後、一人を殺害し、その後自殺した。同校は1999年4月に銃乱射事件が起きた同州のコロンバイン高校に車で1時間もかからない距離にある。その後の調べで男は、前科のあるデュアン・モリソン(53)とわかった。動機は今のところ不明だが、コロンバインに続いて再び高校を舞台にした凶悪事件の発生に、地域住民は衝撃を受けている。(ベリタ通信=江田信一郎)
米メディアによると、27日午前11時半すぎ、二階にある教室に男が侵入し、銃を発砲して威嚇した。男は、黒板の前に立って、教室から出て行くものを選別した。当時教室には、女性教師と20人の生徒がいた。大学レベルの英語を学ぶクラスだった。
男は女子生徒だけを室内に残るように命じた。その際、男子生徒の一人が、男に向かって、女子生徒と一緒にいたいと反論した。すると、男は拳銃を男子生徒の顔に突きつけ、「出て行くのがお前の身のためだ」と脅したという。
銃の発砲で学校内は騒然とした状態になった。男が入り込んだ教室の隣にいた生徒は、校内放送で「コード・ホワイト」と、意味不明の言葉が発せられたのを聞いている。これは緊急事態の発生を知らせるものだった。
警察への通報で、郡保安官事務所の係官や完全武装のSWAT(特殊攻撃隊)が現場に駆けつけた。結局、男は女子生徒6人を人質に取った。
SWATが二階教室にドア周辺まで近づき、男と人質解放の交渉を開始した。事件の早い段階で、容疑者を一定の場所に封じ込めるのは、犠牲者を最小限に食い止めるために、コロンバイン事件の後、採用された捜査手順だという。
男は五月雨式に2人を残して人質を解放した。この間校内の教室に足止めされていた生徒が、バスで次々と避難し、急を知って駆けつけた家族たちと合流した。
▼女生徒殺害して自殺
男は、女子生徒一人を人間の盾として使ったため、SWATも突入できなかった。また警察には、男が持っていたバックパックに爆発物が入っているとの情報も寄せられていた。警察と犯人の交渉は、人質の女子生徒を介して行われた。事件発生から4時間近く経ち、男は遂に交渉の停止を通告。
このため警察は、人質の生命に危害が及ぶ恐れがあるとしてSWATに突入を指示した。突入が始まると、男は人質の一人である16歳の女子生徒の頭を撃ち、その後、自殺した。残る一人は無傷で救出された。
現場で会見した郡保安官は、自分の息子もこの高校に通っており、事件発生を知らされたとき、非常に驚いたという。撃たれた女子生徒はヘリで、デンバーの病院に搬送されたが、死亡した。郡保安官はこの女子生徒を知っており、時折涙声になりながら状況説明をしていた。
犯人のモリソンはデンバーに長年住んでいたが、そこを離れた後、プラット・キャニオン高校のあるベイリーで車に泊まって生活をしていたという。過去に薬物所持で有罪になっている。
高校の駐車場には、モリソンが乗ってきた車が残されていた。モリソンは犯行直前に、校内で少なくとも二人の生徒に声をかけている。ある男子生徒は、ひげの白い男から、英語の授業をしているクラスはどこかと尋ねられている。その生徒は、男はひげ面でダークブルーのフード付きのトレーナーに、ナップザックを背負っていたと話していた。
もう一人の女子生徒は、男から英語の授業の教室まで案内してくれと頼まれたが、自分が行くクラスではないので、断ったと述べている。
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