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橋本勝21世紀風刺絵日記
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2006年11月05日13時05分掲載
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日中・広報文化交流最前線
79歳も参加して初の日中成人水泳大会 井出敬二(在中国日本大使館広報文化センター長)
●30歳以上の成人300名が参加
10月29日、北京市内の中日青年交流センターで、日中の成人の第一回水泳競技大会が開催され、筆者も開会式に招待されて参加した。 この水泳大会は、北京市社会体育管理センター、北京市水泳運動協会などが主催し、また日本のスイミングスクール関係者も協力した。つまり北京市関係部局がかなり力を入れて、日本のスイミングスクールと連携して初めて実施したイベントである。日本大使館も後援させて頂いた。
競技には、中国からは、市民向けの水泳クラブや水泳を教えている施設が集めた成人達が参加した。(「北京市通州区体育局水泳運動センター」「北京京体健身センター」「陳経倫中学」「北京地壇水泳館」「北京中日青年交流センター」「北京体育大学」などから組織された市民達。) 日本からは日本のスイミングスクールで水泳を楽しんでいる中高年の皆さんが参加した。 参加者は日中の30歳以上の成人、合計約300名である。参加者の内、日本からは79歳、中国からは65歳が最高年齢である由。 開催場所の中日青年交流センターは、茶道、華道、合気道を中国人に教えたり、各種日中青年交流の会合、中国人青年向け講演会などを行っており、筆者も毎月何回かは訪れる。今回はこのセンターのプールが、日中の中高年水泳交流にも役立つことになった。
●将来有望な「スイミングスクール」市場
開会式に参加していた北京市水泳運動協会・馮美雲主席と国歌体育総局中国水泳協会・金志副秘書長などの関係者の筆者への説明によると、北京そして中国の水泳事情は以下の通りである。 ─北京市の各種プール、スポーツ施設などからの報告によれば、定期的に北京で水泳を行っている人口は、子供と成人を全て含めて数十万人いる。 ─北京市で水泳をしている人数は年間のべ千万人にのぼる。 ─北京では体育専門の中高校が市内の各区にあり、そこで子供が水泳をしている。また北京市内のクラブで、子供、成人が水泳を楽しんでいる。日本のようなプライベートのスイミング教室は、殆ど無い。(但し、日本のスイミングスクールでコーチ経験のある中国人元水泳選手(背泳の元中国チャンピョン)が、ここ数年、北京で日本式のスイミングスクールを開いている。) ─中国国内ではマスターズ水泳大会が開催されているが、外国と大会を開催したのは今回の日本との大会が初めてである。 ─中国でプール施設が比較的整っているのは北京、上海、広州であるが、それ以外の都市ではプール施設も十分整っていないため、水泳に親しんでいる人は少ない。もし河、池などで水泳を楽しんでいる人も含めれば、中国で水泳をしている人口は1億人はいるだろう。
日本ではスイミングスクールは大変盛んであるが、所得水準があがっている中国でも将来「スイミングスクール」市場は拡大していくであろう。 中国では一人っ子に対して親は非常に教育熱心であるが、スイミングスクールを通じて子供の心身を鍛えるというコンセプトは、中国で受けるかもしれない。 また日本では中高年が水泳を楽しんでいるが、人口の高齢化が急激に進む中国でも中高年が水泳を楽しむことが流行っていくかもしれない。 このような健康に良い趣味を通じた日中市民交流が一層盛んになることを期待したい。(つづく)
(本稿中の意見は、筆者の個人的意見であり、筆者の所属する組織の意見を代表するものではない。)
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第一回中日マスターズ水泳競技大会(2006年10月)
日中の市民水泳組織関係者(2006年10月)





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