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2006年11月20日16時10分掲載
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スーチー氏、軍政の少数民族弾圧に懸念を表明 ガンバリ国連次長との会見で
ビルマ(ミャンマー)の民主化運動指導者アウンサンスーチー氏は、軟禁中の自宅で今月面会したガンバリ国連事務次長に、軍事政権による少数民族への弾圧強化に懸念を表明した。タイで発行されているイラワジ誌が14日、バンコクの消息筋の話として報じた。タイのメソットに本部を置くビルマ政治犯支援協会によると、現在、反政府組織に属する170人以上の少数民族関係者が獄中にあり、スーチー氏は禁固96年のシャン国民民主連盟の指導者フントゥンウー氏の健康悪化を同次長に伝えた。軍政はカレンを中心とした少数民族への武力攻撃も強め、タイ国境には約20万人の難民がいるほか、多くがタイ国内への出稼ぎを余儀なくされている。(ベリタ通信)
国民民主連盟(NLD)を率いるアウンサンスーチー書記長とガンバリ次長との面会は今月11日にヤンゴンのスーチー邸で約1時間行なわれた。国連安保理は9月からビルマの民主化問題の討議を開始、年内にもスーチー氏の解放をふくめた民主化の進展を軍政に求める決議を準備しており、安保理は同次長の報告を受けて対応を協議する。このためガンバリ氏は、タンシュエ国家平和発展評議会(SPDC)議長ら軍事政権首脳と会談するとともに、スーチー氏とも意見を交換した。
双方との会談の内容は明らかにされていないが、ビルマ訪問を終えたガンバリ次長はタイの首都バンコクで報道陣に対して、スーチーさんの健康状態について「過去17年のうち(3回にわたり計)10年以上も自宅軟禁されているにしては、比較的元気だった」としたうえで、「もっと医師の検診を受ける必要がある」と懸念を表明した。軍事政権はスーチー氏宅に月1回の医師訪問を認めているが、8月末以降は医師の訪問が中断している。
ガンバリ次長はまた、「彼女(スーチー氏)は自分自身の健康だけでなくミャンマーの国民すべての健康と生活を非常に気にかけている」と述べた。イラワジ誌によると、これに関連してスーチー氏は軍政下の少数民族の窮状を国連次長に訴えるとともに、NLDはひきつづき彼らの闘いを断固支持すると表明した。
ビルマでは1300人以上の政治犯が獄中にあるとされるが、そのなかにはカレン、アラカン、シャン、モンなどの少数民族の反政府組織のメンバーも多く含まれている。シャンの10数人は、軍政が新憲法審議のためとして再開した国民会議への参加を拒否したこととNLDとの関係を理由に投獄された。NLDも国民会議をボイコットしている。
反政府武装闘争をつづけていた少数民族組織の多くは1992年以降、軍政との休戦交渉を進めたが、国軍の少数民族への迫害は収まらなかった。このため少数民族組織は96年にNLDとの連帯を表明、97年にカレン民族同盟(KNU)の支配地域で開催された少数民族のセミナーではアウンサンスーチーのビデオメッセージなどが披露された。これに反発した軍政は、KNUなどへの大攻勢を開始し、戦火や迫害を逃れる難民が大量にタイ国境に殺到した。軍政は、一方で少数民族指導者らへの弾圧を強化しながら、政府寄りの代表は国民会議に参加させることで少数民族の分断策を進めている。
スーチー氏はビルマの民主化問題について、軍政とNLD、少数民族の三者による対話をつうじた解決を訴えており、ガンバリ次長との会見で少数民族問題に懸念を表明したのは、国連安保理が彼女の自宅軟禁解除だけでなく幅広い問題に関心をはらうよう求めたものとみられる。
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