・読者登録
・団体購読のご案内
・「編集委員会会員」を募集
橋本勝21世紀風刺絵日記
記事スタイル
・コラム
・みる・よむ・きく
・インタビュー
・解説
・こぼれ話
特集
・アジア
・農と食
・人権/反差別/司法
・国際
・イスラエル/パレスチナ
・入管
・地域
・文化
・欧州
・市民活動
・検証・メディア
・核・原子力
・環境
・難民
・中東
提携・契約メディア
・AIニュース


・司法
・マニラ新聞

・TUP速報



・じゃかるた新聞
・Agence Global
・Japan Focus

・Foreign Policy In Focus
・星日報
Time Line
・2025年04月04日
・2025年04月01日
・2025年03月31日
・2025年03月30日
・2025年03月29日
・2025年03月28日
・2025年03月27日
・2025年03月26日
・2025年03月23日
・2025年03月22日
|
|
2006年12月25日18時49分掲載
無料記事
印刷用
麻薬組織に狙われるメキシコの歌手たち カルテルに絡んだ曲が災いか
メキシコで歌手たちが狙われる事件が目立っている。うち一件は、二大麻薬カルテルの一方を支持する曲を打った歌手が、コンサートが終了した直後にマシンガンで銃撃され、死亡している。これまで音楽など娯楽産業は、麻薬組織の殺人の標的になることはなかったが、最近の状況は、相手が誰であれ容赦しないという雰囲気に変わったという。(ベリタ通信=江口惇)
メキシコでは、麻薬組織のシナロアカルテルとガルフカルテルの二大勢力が抗争を続けている。ケシやマリファナの栽培も行なっており、麻薬は最大の消費国米国に送られている。二大勢力はこの権益をめぐって抗争している。
日刊紙ユニベルサルによると、麻薬に関連した事件での死者は、ことし2000人という記録的な数字になっている。相手側の組織の者を拘束した後、拷問を加えたり、首をはねたり、あるいは飛行機から突き落とすといった手荒いやり方が目立っている。
両勢力は、インターネット上のブログ上で自派の宣伝合戦を行なっている。歌手バレンティン・エリサルデさん(27)は、シナロアカルテルに肩入れする曲を歌っていたが、このためインターネットのチャットルームでは、殺害を予告する書き込みがあった。
バレンティンさんの曲の題名は「私の敵に対して」で、ガルフカルテルを刺激するものになっていた。ことし11月25日、米テキサス州マカレン市に近いメキシコ北部のレイノサでコンサートを開いた。終了後、バレンティンさんは駐車場でSUVに乗り込もうとした際、マシンガンで70発の銃弾を浴びせられた。
バレンティンさんとマネジャー、それに運転手が死亡した。周りにはサインをもらおうと多数のファンが集まっていた。バレンティンさんの死亡の様子は、その後ネットの動画共有サイト「YouTube」にも掲載された。
今のところ、犯人は不明だが、麻薬の絡んだ者の犯行との見方が強くなっており、ガルフカルテルが報復に動いた可能性が高いとみられている。
その後12月13日には、麻薬組織の抗争が激化しているミチョアカン州で、歌手のハビエル・モラレスさん(28)が6発の銃弾を撃ち込まれ、遺体で発見されている。モラレスさんも麻薬カルテルを題材にした曲を歌っていた。こちらも犯人はわかっていない。
同州では麻薬に関連した死者が、ことし100人達するなど、治安が悪化している。このため12月1日に就任したカルデロン新大統領も、軍を派遣し、麻薬組織の摘発に乗り出している。
メキシコ北部で活躍する歌手たちは、米国への密入国や麻薬に絡んだ事柄を曲にして歌っている。ギャング風のラップ曲や麻薬に関連した曲は、特に若者の間で人気があるという。
しかし、歌詞の内容が、あまりに組織や、密入国業者の動きを詳細に明かすような場合には、かなり危険な結果を生むとも指摘されている。音楽関係者によると、歌手が麻薬カルテルの標的になったりするのは初めてだという。ある楽団員は「誰も怒らせないラブ・ソングを歌うのが賢明なのかもしれない」と自嘲気味に話していた。
|
転載について
日刊ベリタに掲載された記事を転載される場合は、有料・無料を問わず、編集部にご連絡ください。ただし、見出しとリード文につきましてはその限りでありません。
印刷媒体向けの記事配信も行っておりますので、記事を利用したい場合は事務局までご連絡下さい。
|
|





|