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橋本勝21世紀風刺絵日記
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2007年01月12日08時18分掲載
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高級保養地マリブがリハビリ施設のメッカに 目を引く値段の高さ
ハリウッドスターの中で、麻薬やアルコール中毒に悩んでいる人が多い。芸能界のほかにも、世界の王室関係者や財界の大物が同じように中毒から抜け出せずに苦しんでいる。こうしたセレブ(著名人)が治療のために通う、民間リハビリ施設が米カリフォルニア州の高級保養地マリブに集中し、人気を呼んでいるという。セレブを対象にしただけに、30日間の費用が11万ドル(約1300万円)という世界一高いリハビリ施設も出現している。(ベリタ通信=江田信一郎)
ロサンゼルス西方のマリブは、太平洋に広がって伸びる長い海岸線が特徴で、多くの高級住宅地が並んでいる。このマリブで、ここ数年、高級住宅地をリハビリ施設として運営する人が増えている。
ロサンゼルス近郊には映画の都ハリウッドがあるが、俳優や歌手の中に、麻薬やアルコールで失敗を犯すケースが絶えない。彼らは、ゴシップ話や名声に傷がつくような情報が漏れるのを恐れている。マリブのリハビリ施設は、病院ではないため、州の規定で、6人以下しか収容できない。病院よりは、はるかにこじんまりとしており、プライベート重視のセレブには格好の場所というわけだ。
米紙ロサンゼルス・タイムズによると、マリブにある施設「ルネッサンス」は、ペンシルベニア州の元歯科医サル・ペトリッチ氏が、海に面した豪邸をリハビリ施設に変え、患者を引き受けた。
3階建てで、敷地内にはプール、ローズ庭園などがあり、高級ホテルといった趣だ。リハビリ施設などで心理療法による社会復帰のトレーニングが行なわれている。「ルネッサンス」の30日間の費用は、11万ドルで世界一の高さとみられている。
ペトリッチ氏の自慢は、世界中から名士が来ていることだ。外部には絶対に公表されない入所者リストには、オスカー賞候補の俳優や、企業番付フォーチュン500に入る大企業の幹部、さらに欧州の王室の関係者も載っているという。
マリブには、このほか1997年に初めてマリブに豪華なリハビリ施設を開設した「プロミス」と呼ばれる施設がある。こちらは30日間の滞在で4万8000ドル。また「パッセッジ」という施設は、30日間で5万7550ドル。「プロミス」には、これまで俳優のロバート・ダウニーや、ベン・アフレックが入所している。
こうした著名なリハビリ施設の所有者は、いずれも昔、薬物やアルコール中毒の経験者だ。ペトリッチ氏も、「ルネッサンス」を開設するはるか以前に、「パッセッジ」で鎮痛剤の中毒を治すために入所している。
ペトリッチ氏は、マリブが「治療のメッカ」になっていると指摘しているが、マリブ市長はこれを快く思っていない。同市長によると、マリブには10年前には、こうした施設は皆無だったが、その後急速に増えたという。市長は住宅地にリハビリ施設が増えることには賛成していない。しかし、6人以下の施設の許可権は、州にあり、市長の権限は及ばないのが実情だ。
一方、麻薬、アルコール患者のリハビリ施設して知られる「ベティー・フォード・センター」では、こうした高級施設について治療というより、温泉施設だと批判している。同センターでは、心理療法のほか、患者がトイレ掃除をしたりしたことで有名だ。患者の中には女優のエリザベス・テイラーもいた。同センターは、最近亡くなったフォード元大統領のファーストレディー、ベティーさんらによって1982年に創設された。こちらは30日間の費用は2万1000ドルだ。
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