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橋本勝21世紀風刺絵日記
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2007年01月20日02時53分掲載
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メキシコ人不法入国者を射殺 過剰防衛との反発の声上がる
メキシコから米国への不法入国者一人が、米アリゾナ州に入った直後、不法入国者の捜索に駆けつけた米国境警備官に射殺されるという事件があった。不法入国者は大半が、米国での出稼ぎを目的としているだけで、警備官に射殺されるというのはまれだ。メキシコのカルデロン大統領は、米政府に対して射殺を抗議し、全面的な調査を求めた。(ベリタ通信=江口惇)
米紙アリゾナ・デーリー・スターなどによると、事件はアリゾナ州とメキシコとの国境付近で起きた。1月12日午後3時ごろ、メキシコからの不法入国者7人が砂漠地帯を歩いて、アリゾナ州トゥーソン南東の米領内に入ったとの情報が、米国境警備官のところに入り、警備官は一人で現場に向かった。
同警備官は、メキシコ国境に近いアリゾナ州内で、不法入国者7人のうち、6人を拘束した。内訳は男性5人、女性1人。メキシコからの不法入国者は、密入国が見つかっても警備官と争わず、おとなしく拘束される。多数の不法入国者を抱える米国では、不法入国者を拘束しても、そのままメキシコの送り返すのが普通だからだ。
しかし、この日は違った。拘束時にはトラブルはなかったが、その後6人のうちの一人、フランシスコ・ハビエル・ドミニケス・リベラさん(22)が、国境警備官とけんかになった。国境警備当局によると、この際、警備官は「身の危険」を感じ、銃を発砲し、ドミニケス・リベラさんは死亡した。当時、ドミニケス・リベラさんが銃を持っていたかはわかっていない。
米国にはメキシコから不法入国者が後を絶たない。しかし、不法入国者が総じておとなしく、警備官に歯向かうことはあまりしない。このため警備官の発砲による射殺は、過剰防衛ではないかとの疑問の声がメキシコ側などから湧き上がった。
警備官の氏名は公表されていないが、射殺事件は自動的に捜査対象になるため、警備官は、当面有給休暇扱いになった。米連邦捜査局(FBI)でも捜査に乗り出している。
射殺された青年の母親は、息子は家族を経済的に助けるために、米国に行っただけだと主張。メキシコの通信社に対し、警備官は死刑判決を受けるべきだと語った。
国境警備当局者によると、不法入国者が警備官に反抗することも起きているが、多くは、拘束された人物が、メキシコ政府から指名手配されていたり、麻薬密売業者などの場合だという。またアリゾナ州で警備官の発砲事件は、1993年以来23件報告されているが、多くが警備官に対して投石が行なわれたためで、不法入国者の単なる拘束が暴力沙汰に発展することは少ない。
FBIの調査がどのくらいかかるのかは不明だが、警備官が、なぜ一人で、7人と当初情報の入った不法入国者の摘発に向かったのかと疑問の声も上がっている。このほか、他の警備官がバックアップで駆けつけるのを、なぜ待てなかったのか。また警備官がけんかで、身の危険を感じたという理由は何か。他の不法入国者は、周りでただ見ているだけだったのか。様々な疑問が浮かび上がっている。
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