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橋本勝21世紀風刺絵日記
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2007年02月04日02時10分掲載
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愛犬家が犬専用の離れ家を建築 チャウチャウ6匹が“住人”
米国人は犬好きだ。泥棒の侵入を阻止するために防犯上の観点から飼っている人もいる人もいるが、家族の一員として考えている人も多い。最近は、犬好きが講じて、犬が主人となる離れ家を建てる人も現れている。自宅の中で飼われる犬が、運動不足で肥満になるために、ダイエット用の薬が認可されたり、犬用のビールも販売される時代だが、これを過保護とみるかは人様々なようだ。(ベリタ通信=江田信一郎)
米カリフォルニア州サンディエゴ郡のレークサイドの丘の上に住む夫妻は、中国原産の愛玩犬チャウチャウを飼っている。スッピツ系列の犬といわれるが、顔にしわがあり、舌は青黒色で、毛がふさふさしているのが特徴だ。かつて中国では食用にされたこともあるが、今は愛玩用になっている。
米紙サンディエゴ・ユニオン・トリビューンによると、1991年アンディエゴ市郊外のエルカホンにあるペットショップで、妻のシャリーン・グレイソンさん(53)がチャウチャウを見つけ、購入した。すぐに、夫のジョニーさん(62)もチャウチャウの魅力にとりつかれた。
チャウチャウのブリーディング(繁殖)も始め、現在6匹を飼っている。15年間にわたってチャウチャウと生活した経験を生かし、2006年には、純血種の登録を行なう世界最大の団体「アメリカンケンネルクラブ(AKC)」が発行する審査員のライセンスも取得した。
数年前に自宅の傍の空き地が売りに出されているのを知った。それを購入し、81平方メートルの離れ家を、約8万ドル(約960万円)かけて建てた。デザインは夫が担当した。
家の中に入ると、犬たちが吠えたてて歓迎してくれる。6匹用のフェンスで囲まれた犬舎もある。壁には犬たちの写真。壁にかけられた薄型テレビは、動物たちが登場する番組「アニマル・プラネット」にチャンエルがセットされている。
夫妻は、チャウチャウにそれぞれ名前をつけている。特に犬を売るつもりはないという。「彼らなしの生活は想像できない。彼らを知れば知るほど、ますます彼らを愛することになる」とシャリーンさん。
多くの人が離れ家に訪れているが、「わー、格好がいい」と驚きの声を上げる人が多いという。アリゾナ州に住む同好の友人が、同じような離れ家を建てる準備をしている。
一方、米国には6200万匹の犬がいるという。そのうち5%が太りすぎで糖尿病の恐れがあるという。このため米食品医薬品局(FDA)は最近、初めて犬のダイエット用の薬品を認可している。食欲を減らし、体重を落とすのが狙いだ。
米カリフォルニア州の会社では犬用のビールを開発、販売している。自宅で犬がビール瓶に、しばしば口を当てて、リラックスしているのがヒントになったという。麦芽を使い、アルコール、炭酸抜きのビールを作った。しかし、ビールの味がするという。値段は12本入りで20ドルで、全米28州で販売されている。犬用のビールは、オランダでも製造、販売されている。
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