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橋本勝21世紀風刺絵日記
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2007年02月06日08時30分掲載
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子どもを見捨たとの判断は誤り 少女は実の親の元へ
米国に住む中国人夫婦が、白人の米国人夫妻に、子どもを一時的に預けていた。しかし、途中で米国人夫婦が、子どもを返すことを拒否。このため裁判沙汰になった。米テネシー州メンフィスの裁判所は2004年に、「中国人夫婦は、子どもを見捨てていた」とみなし、子どもを返す必要はないと判断した。しかし、テネシー州最高裁はことし1月、下級審の判断を覆し、中国人夫婦が、子どもを見捨てたことはなかったとして、子どもを中国人夫婦に返すよう命じた。(ベリタ通信=江口惇)
米メディアによると、1999年1月に、中国人夫妻の間に、長女アナ・マエちゃんが誕生した。当時、二人の生活状態はどん底で、テネシー州の教会に生活の支援を求めていた。当然、赤ん坊が生まれたものの、二人には育てる資金も余力もない。このため、米国人夫婦に子どもを一時的に預けた。
元々、赤ん坊の父親ジャック・ヒーさんは、メンフィス大学の大学院で経済学を学ぶ海外からの研究生だった。しかし、赤ん坊が生まれる前年の98年、女性への性的暴行の疑惑が浮上、大学院の籍を失った。この疑惑は後に撤回されたが、大学の奨学金支給は取り消され、学生ビザも失った。入管当局は、妻のケーシーさんとともに強制送還の手続きを進めていた。
こんな状況下で赤ん坊が誕生した。二人が預けたのは、教会関係のジェリー&ルイーズ・ベイカー夫妻。当初、預ける予定期間90日は延長された。
アナ・マエちゃんが2歳になる直前に、ベイカー夫妻は、中国人夫婦に、子どもは成人に達するまで預かると主張。子どもを一時的に預けた覚えしかない中国人夫婦と争いになった。
現地の中国人社会も中国人夫婦への応援に駆けつけた。ワシントンの中国大使館員も裁判の傍聴に来た。中国人夫婦の強制送還問題は、裁判が起きたために停止された。
04年にメンフィスの裁判所が出した判断は、中国人夫妻の敗訴。中国人夫妻が裁判に訴えたのは、強制送還を恐れたためだと指摘し、実際は子どもを見捨てていたと判断。完全に悪者扱いにした。
また中国社会に対する偏見も顔を出し、少女の幼児死亡率の高い中国に帰れば、アナ・マエちゃんの身に危険が及ぶとし、米国人夫婦の言い分を認めた。
しかし、州最高裁は1月23日、下級審の判断を取り消し、中国人夫婦に子どもを12日以内に返すよう命じた。裁判所は、中国人夫婦が一時的に子どもを預けたのは明らかだと判示。また現在7歳で、米国の小学校に通うアナ・マエちゃんが、突然、実の親に引き取られる心理的影響についても、決定に影響を与えるものではないと述べた。
中国人夫婦は、最高裁の決定に大喜びしている。アナ・マエちゃんにはもう4年間も会っていない。アナ・マエちゃんは、その後生まれた6歳の弟と4歳の妹がいる。ジャック・ヒーさんは「彼女は中国人だ」と述べ、同じ顔をした中国人に囲まれて育つ意義を強調した。
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