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橋本勝21世紀風刺絵日記
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2007年02月27日11時39分掲載
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HIV感染の売春婦とわかりパニックに 米チェイニー大学の学生寮
米ペンシルベニア州デラウェアにあるチェイニー大学で、エイズウイルス(HIV)に感染した売春婦が、学生寮に住むスポーツ選手らと性行為をしていたことがわかり、学内がパニックに見舞われている。女性は売春行為で既に警察に逮捕されており、エイズに感染していることを告白している。大学当局では、学生が知らないうちにエイズに感染している可能性もあるとして、緊急の警告文書を張り出し、心当たりのある者に対し、速やかにエイズ検査を受けるように呼びかけている。(ベリタ通信=江田信一郎)
米メディアによると、2月8日語午後2時ごろ、チェイニー大学の学生寮から、寮の6階の廊下を裸の女性がうろついているとの通報が、キャンパス警察にあった。警官が駆けつけ、既に衣服を着け、エレベーターの前に立っていた女性を見つけた。女性は、同州に住むサキナ・フロイド(34)で、その後売春行為などで逮捕された。
フロイドはバッグの中に薬の入ったいくつかの瓶を所持していたため、警察が大学にいる医師に見せたところ、ラベルの表示からエイズ抑制剤であることがわかった。フロイドもエイズウイルスに感染しているのかとの問いに「はい」と答えている。
フロイドは学生10人との間で性行為をしたという。性病感染予防のスキンが使われたかは覚えていないと語っている。警察の事情聴取を受けた二人の学生は、「売春行為を誘って、6階の廊下を歩き回っていた」と話している。二人は、フロイドに20ドル払ったという。
学生寮は大学のバスケットやフットボールの選手が入居している。フロイドがHIV感染者と知った大学では、直ちに警告文を掲示し、エイズ検査を呼びかけた。大学当局者は「エイズ感染者と知らずに性行為をした者が、その次にガールフレンドらと接触すれば、次々と広がる恐れがある」と憂慮している。
キャンパスにいたある学生は「エイズは大変な病気だし、心配だ。最悪の事態にならないか心配している」と語る。
フロイドは現在拘置中で、3万ドルの保釈金がつけられた。1991年から2006年7月にかけて、窃盗や暴行などで10回の逮捕歴がある。州内で母親と住んでいたが、酒癖が悪く近所に迷惑をかけたため、2週間前に母親のアパートから追い出されており、逮捕時はホームレスの状態だった。
8年前にインターネットのチャット室で鉛管工アレキサンダー・スミスさんと知り合い、2年前に男の子が生まれた。スミスさんは毎週100ドルの養育費を支払っていた。一週間前にも、フロイドから電話で金を無心されたという。
スミスさんは、フロイドがいつエイズウイルスに感染したのか知らないと話している。しかし、本人も子どももエイズウイルスには感染していないという。
チェイニー大学は、アフリカ系米国人(黒人)のために設置された最古の大学といわれ、社会的に豊かな環境を作り出す視野のある指導者と責任ある市民を輩出することを大学の使命に掲げている。
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