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橋本勝21世紀風刺絵日記
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2007年03月08日15時39分掲載
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超過密の米刑務所、州外移送計画に待った シュワ知事は不満
米カリフォルニア州のアーノルド・シュワルツネッガー知事が、超過密状態の州刑務所の対策に頭を痛めている。カリフォルニア州には33の州刑務所があるが、現在収容人員は定員の1・7倍という混雑ぶり。裁判所からは早急に改善を行なうよう迫られており、これができなければ、裁判所から定員増の解消策として受刑者の早期釈放を命じられる恐れもあるという。同知事は当面の対応策として州外の民間矯正施設への受刑者の移送で定員増を解消しようとしたが、最近これは州法違反とする州裁判所の判断が下され、あわてている。(ベリタ通信=江口惇)
米紙「サンフランシスコ・クロニクル」などによると、同州の刑務所の定員枠は10万人。しかし、現在収容者は17万4000人に達している。麻薬犯罪、不法移民などの増加で収容者が増えているのも一因で、あふれた受刑者は体育館やホールで寝たりしている。
過剰定員の刑務所により、受刑者の健康上も問題も起きている。このため受刑者の権利を守るグループなどが、刑務所の改善を求めていくつかの提訴をしている。
一つの連邦地裁は、州当局に対し、5月中旬までに過密解消計画を策定するよう要求している。昨年10月にはサクラメントの連邦地裁から今年6月までに過密問題を解消するよう期限付きで迫られている。
このため期限内に過剰定員を解消しないと、裁判所の介入を受ける結果となる。裁判所が、州当局には過剰問題を解消できる能力がないと判断すれば、受刑者の早期釈放や、新しい刑務所の建設を命じられる可能性がある。刑務所建設は時間がかかり、予算もかなり必要とする。受刑者の早期釈放は治安上の懸念もあり、慎重に行なう必要があり、どちらも好ましくない。
シュワルツネッガー知事は、裁判所の介入を避けるために、昨年10月、刑務所過密問題で緊急事態を宣言し、その後受刑者約5000人を州外の民間矯正施設に移送することを検討している。
移送先はアリゾナ、テネシー、オクラホマなどの施設。既に360人がボランティアの形で州外への移送に応じているが、今後は過密解消のため強制的な移送も予定されている。短期的に過密状態を解消するには、州外の移送が最も有効は手段と考えている。
▼代案に高齢者らの早期釈放
ところが、州裁判所は2月20日、刑務所の状況は危険な状態だが、非常事態に関する法律をこのような問題には適用できないと述べるとともに、民間矯正施設に受刑者を移送するのは州法違反と判断した。これには知事もかんかん。控訴すれば逆転できると考えているが、州外に移送できないことに備えて、早速、議会関係者と対策に追われた。
当面のアイディアは、高齢や病弱の受刑者の早期釈放だ。高齢者は出所後の刑務所に戻る比率が小さいのが一つの決め手だ。カリフォルニア州の刑務所の過密状態は恒常化している。州としても新しい刑務所の建設や、量刑基準の見直しなどを考えているが、即効薬がないのが悩みのようだ。
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