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橋本勝21世紀風刺絵日記
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2007年03月14日18時36分掲載
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自爆テロに走り始めたイラク女性たち 日々募る米占領軍への憤激
【バクダッド8日=IRIN】41歳のウム・アブダラーさんは銃の使用法から米占領軍に対する自爆テロ遂行に至るまでの訓練に日々励む生活を送っている。「米軍とイラク軍によって祖国を追われた人々に代わって彼らに報復しようと決意した。私は死後、理由もなく殺害された、愛する人々のいるところへ行ける」と語る彼女は5人の仲間とともに訓練に従事している。
彼女は過去4年間のうちに家族、親戚の大半を喪った多くのイラク人の1人だ。2人の息子と1人娘は米軍の攻撃の巻き添えで死亡した。夫はイラク軍に数ヶ月前に殺され、その遺体のそばには娘の夫とその2人の子供の亡骸が横たわっていた。3人の遺体には無数の弾丸が撃ち込まれていた。アブダラーさんはいつ指示が出るか分からないものの、請われればいつでも自爆テロを実行する決意を固めている。
イラクの戦闘の泥沼化に伴い、より多くの女性たちが反米抵抗勢力を支援しようと奮い立ち、中には自爆テロを決行する者も既に出ている。女性の権利保護団体の幹部は「彼女らは強制されているわけではない。だが周囲の圧力に屈しやすい」と説明する。
一方、アブダラーさんらを支援しているアルカイダのスポークスマンは「われわれは彼女らを強制しない。ただ、イスラム教徒(ムスリム)としての宗教的確信にたどり着くよう手助けしているだけだ」と語った。
▼ 増加する未亡人 不十分な支援
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、イラクの戦争未亡人らは現在、女性が家庭の外で仕事をするという伝統のないイラク社会で多くの困難に直面している。18歳から35歳の男性を標的にする暴力の連鎖により、イラクにおける未亡人人口は急増中だ。「家庭の外に大きなコネがない限り、夫を喪った婦人は住居を変更することすら難しい」とUNHCRの担当官は話している。
安全、伝統的習慣、経済、社会状況、そして宗教が、未亡人だけでなく、女性一般に悪影響を与えている主要課題である。 失業率は特に社会的弱者の女性の間で上昇している。 「1年前に夫に先立たれて以来、職探しに行けば『未亡人には仕事はない』。結局、『売春で稼ぐしかない』と言われるのがおちだ」と3児の母、マイサン・ムハマドさん(39)は憤る。
イラク当局は「過去2年間に売春婦の数は激増した」と明かした。また、レイプ犯の大半が軍人だった。
(翻訳・加治康男)
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