・読者登録
・団体購読のご案内
・「編集委員会会員」を募集
橋本勝21世紀風刺絵日記
記事スタイル
・コラム
・みる・よむ・きく
・インタビュー
・解説
・こぼれ話
特集
・アジア
・農と食
・人権/反差別/司法
・国際
・イスラエル/パレスチナ
・入管
・地域
・文化
・欧州
・市民活動
・検証・メディア
・核・原子力
・環境
・難民
・中東
提携・契約メディア
・AIニュース


・司法
・マニラ新聞

・TUP速報



・じゃかるた新聞
・Agence Global
・Japan Focus

・Foreign Policy In Focus
・星日報
Time Line
・2025年04月01日
・2025年03月31日
・2025年03月30日
・2025年03月29日
・2025年03月28日
・2025年03月27日
・2025年03月26日
・2025年03月23日
・2025年03月22日
・2025年03月21日
|
|
2007年03月31日02時14分掲載
無料記事
印刷用
イスラム教徒のレジ係が豚製品の扱い拒否 店に抗議が殺到
イスラム教の世界では、豚は不浄の動物となっており、イスラム教徒は触ったり、食べたりすることを拒否する。しかし、イスラム教徒が異文化の世界で生活するようになると、これが思わぬ文化的衝突を生む。米ミネソタ州で最近、大手小売チェーンで働くイスラム教徒のキャッシャーが、客が購入しようとした豚の食材を扱うことを拒否するケースがあった。これを新聞報道で知った市民からチェーン店に抗議が殺到し、チェーン店は配置換えなどの対策に追われる事態になっている。(ベリタ通信=江田信一郎)
ミネアポリスに住む女性(53)は約2週間前に仕事の後、小売チェーン「ターゲット」を訪れた。ミルク、パン、それにベーコンなどを買うのが目的だった。キャッシャーに行くとレジ係は、頭にかぶるスカーフ「ヒジャブ」をつけたイスラム教徒の女性だった。
早めに買い物を済ませようと思っていたが、レジ係の女性は、ベーコンを手にして、バーコードを読むためにスキャンにかけることを拒否した。代わりに客のこの女性に、スキャンをかけさせた。レジ係はこの後、ベーコンに触らないように、買い物袋を広げ、この中にベーコンを入れさせた。ベーコンは、米国では豚を使ったものや、七面鳥の肉で作ったものが売られている。
女性客は「なぜこうした人がレジ係をしているのか」との疑問がわいたという。この出来事は3月中旬に、地元紙ミネソタ・スター・トリビューンの一面に掲載された。これが大きな反響を呼び、同新聞社のウエブサイトには、400を超える意見が寄せられた。一部の投稿者は、「ターゲット」のボイコットを呼びかけた。「ターゲット」自体にも抗議が殺到した。
「ターゲット」は、この事態を受け、イスラム教徒のレジ係全員に対し、手袋をはめて仕事をするか、あるいは店内の別の部署へ移るかどうかを提案した。「ターゲット」では、イスラム教徒の宗教上の権利と、顧客からの要求をバランスさせた措置だとしている。レジ係は、「ターゲット」では入社したばかりの店員が行なう仕事だという。
ミネアポリスと双子都市のセントポール周辺には、アフリカの角とよばれるソマリアからの難民が集中している。彼らは政治的迫害を逃れてきたイスラム教徒たちで、米国で新たな生活に乗り出している。しかし、イスラム教の聖典コーランが、豚を食べることを禁じているため、今回のような摩擦が起きる結果になっている。
同州のソマリア出身者たちからは、「ターゲット」の対応について、「過剰反応だ」との声も上がっている。店内で食材として売られる豚製品の数は、限られており、必要な場合は、別のレジ係に応援を求めれば解決できる問題だとしている。
2006年にはミネアポリス・セントポール国際空港で、ソマリア出身のタクシー運転手が、アルコール類を手にしていた客の乗車を拒否し、大きな話題になったことがある。
|
転載について
日刊ベリタに掲載された記事を転載される場合は、有料・無料を問わず、編集部にご連絡ください。ただし、見出しとリード文につきましてはその限りでありません。
印刷媒体向けの記事配信も行っておりますので、記事を利用したい場合は事務局までご連絡下さい。
|
|





|