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橋本勝21世紀風刺絵日記
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2007年04月12日07時47分掲載
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“松坂旋風”をLA紙が経済面で紹介 ベッカム登場でも同じ効果を期待
米大リーグ、レッドソックスの松坂大輔投手の人気ぶりを紹介する記事が、西海岸の代表紙ロサンゼルス・タイムズの11日付の「ビジネス欄」の一面に写真とともに大きく掲載された。「ビジネス欄」は経済関連ニュースの記事を集めた場所だけに、記事の狙いは、“Matsuzaka”投手の活躍が、地元マサチューセッツ州ボストンに落とす、その観光上の経済効果だ。ロサンゼルスも、地元プロチームに移籍する英国の世界的サッカー選手、デイビッド・ベッカムが今夏に登場する予定だが、松坂人気のように、ロサンゼルスにもベッカム旋風が吹き荒れることを期待している。(ベリタ通信=江田信一郎)
11日は、レッドソックスの本拠地であるボストンのフェンウェイ・パークで、松坂投手が2試合目の登板をし、イチロー外野手を擁するマリナーズとの試合が行なわれる当日。地元にとっても松坂投手の登場は初めてだ。記事よると、今年、ボストン市を訪れる観光客のうち、松坂人気に関連して使われる金額は、1400万ドル(約17億円)と推定されている。
これまでボストンは同じ北東部のニューヨークの人気に押されて影が薄かったが、松坂人気で、多くの日本人観光客が、ボストンにシフトすると見られている。記事は「ビーンタウン(ボストンの別称)には、(松坂投手のおかげで)で、普通ならボストンに来ないはずの1万人の日本人観光客がやってくる」と述べている。
ボストンでは、「松坂」と日本語で書かれたレッドソックスのTシャツ、帽子もみやげ物店に並んでいる。ボストンの街を回るバス「オールドタウントロリー」では、日本語を話すガイドが採用されている。レストランでは日本語に翻訳されたメニューも登場している。
記事は、1995年にロサンゼルス・ドジャーズに入った野茂英雄投手や、シアトルのマリナーズに入ったイチロー選手、それに2003年にニューヨーク・ヤンキースに入った松井秀喜選手らを紹介し、国際的なスター選手の入団で、選手を抱える都市への観光客が増えた経緯を説明した。
一方、米プロチーム、ロサンゼルス・ギャラクシーには、元イングランド代表のベッカム選手が7月から加入する予定だ。松坂投手同様に、高額の契約金が支払われることが話題を呼んだが、ロサンゼルス市では、松坂投手と同じように、出身の英国から、多くの観光客がベッカム目当てに訪れると予想している。
ベッカムの夫人は元人気グループのスパイス・ガールズのヴィクトリア・アダムスさんで、話題に花を添えている。記事は、韓国の人気選手が米国にやってくれば、韓国からの観光客は増えるのは当然だが、ベッカムは世界的な人気者であることが異なる点だと指摘。ベッカム見たさに英国ばかりでなく、世界中から観光客が、ロサンゼルスに押し寄せるだろうとの地元の声を紹介している。
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