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橋本勝21世紀風刺絵日記
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2007年05月02日10時28分掲載
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「皇太子妃は親との連絡にも許可必要」とタイ紙 日本の皇室の内情を報道
【クアラルンプール2日=和田等】立憲君主制にあるタイの地元紙クルンテープ・トゥラキットが日本の皇后・美智子様と皇太子妃・雅子様のストレスに関心を示し、このほど個人の自由の異常なまでの抑制を強いる皇室の内情に関する記事を掲載、タイの邦字紙もこの記事を紹介した。オーストラリア人ジャーナリストのベン・ヒルズ氏による「プリンセス雅子」をめぐる出版騒動があった後だけにタイ字紙も関心を示したようだ。
記事の要旨は次の通り。
皇后美智子妃と皇太子妃雅子妃は非常に厳しい秩序と規律で知られる日本の皇室の下に民間から嫁いだ。
宮内庁はさきごろ、美智子妃に口内炎や鼻出血の後、腸壁からの出血症状が見られるため、10日間の公務停止を発表した。
今回の美智子妃の病気の原因が精神的ストレスによるものであるということに関心が寄せられている。つまり多くの人はこのニュースで、皇太子妃雅子様をの苦悩を思い浮かべたのだ。
皇室の厳格な規律に適応できず、同時に雅子妃には世継ぎの男子がないことに対する圧力などで体調を崩し、公務ができない状態が数年続いていることはよく知られているからである。
しかし美智子妃も、ストレスで病気になったのは今回が初めてではない。厳格な皇室の規律に加え、マスメディアの批判的な報道によって声が出なくなるという失声症になったことがある。
しかしながら、美智子妃はそのすばらしい振る舞いと、皇太子妃(当時)として慎み深く従順な姿勢を示したことから皆の心をとらえ、日本人から最も称賛される存在となったのある。そして雅子妃と比べて運がよかったのは、徳仁親王(現皇太子)と礼宮文仁親王(現・秋篠宮)の2人の男子を授かったことだ。
一方、雅子妃は結婚から14年間、まだ男子を授かっておらず、子どもは5歳になる愛子内親王だけである。現行制度では天皇の地位を継承できるのは男子だけであり、皇室典範は女性天皇を認めていない。
「男子誕生の必要性」という圧力が雅子妃の肩にのしかかり、体調を崩した雅子妃の症状について、医師は「適応性が欠損している」と発表した。この結果、雅子妃は2003年以来公務にも民間の行事や祝典にも姿を見せなくなってしまった。常に医師の管理下にいなければならなくなってしまったのである。
2月に47歳の誕生日を迎えた皇太子は、お祝いの席でマスメディアのインタビューを受け、雅子妃の体調について「雅子の具合は以前に比べるとよくなってきています」と述べた。だた皇太子自身も雅子妃が自信を取り戻し、公務に復帰するにはもう少し時間が必要だと考えているようだ。
雅子妃は結婚する以前は小和田雅子という女性外交官だった。立場上、海外での仕事も頻繁にあり、通商関連の会議や交渉などで発言する勇気を持っており、それは雅子さんに自信を与えた。
しかし、皇太子妃になってからは、雅子様はかごの中の鳥になってしまった。旅行も自由にできず、豊富な知識を仕事に生かす機会もなく、両親に連絡するのでさえ事前に東宮関係者の同意を求めなければならない。雅子妃は「伝統の遵守」と「個人の人格」の間で苦悩しているのである。
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