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2007年05月18日15時08分掲載
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沖縄/日米安保
ついに市民運動に軍隊を投入 沖縄・辺野古沖に海自艦艇が待機、陸自ヘリが低空飛行
防衛省は18日、ついに名護市辺野古で米軍新基地建設のための事前調査(環境現況調査)に着手した。周辺の海は住民の反対行動に備え海上保安庁の船が厳重に警備している。『朝日新聞』電子版は5月18日11時17分、「海自の潜水士も 民間業者とともに作業している。こうした異例の強硬姿勢を仲井真弘多・沖縄県知事が批判するなど、地元は反発を強めている」と報じた。新基地建設阻止を掲げて現地で座り込みを続けている市民グループは、陸上での作業ヤード設置阻止の座り込みと海上でのカヌーと飛び込みにによる阻止行動の二手に分かれて行動、「一人でも多く駆けつけてください」必死の呼び掛けをしている。(大野和興)
『琉球新報』17日付によると、防衛庁首脳は16日夜、記者の質問に答える形で海上自衛隊掃海母艦「ぶんご」が沖縄近海に入り調査に何らかの形でかかわることを事実上認めた。政府関係者が「ぶんご」の調査への関与や沖縄海域入りを認めたのは初めてだという。
17日には久間章生防衛相が参院外交防衛委員会で、白真勲氏(民主)の質問に答え、市民の反対運動で調査活動に支障が出るようななら海上自衛隊員が作業を代行する可能性があることを明言した。
現地で座り込みの反対運動を進めている市民グループからは次のようなメッセージが発信された。
「いよいよ施設局による作業強行が始まりました。辺野古漁港前には作業ヤード設置に伴う資材搬入等を阻止するため沢山の人たちが道に座り込みを続けています。海上には船団が姿を現し、海上阻止行動のメンバーたちが海に出て行きます」(ブログ「辺野古からの緊急情報」5月18日6時29分)
「名護漁港ゲート前では100名近くの人たちが座り込んで作業ヤード建設作業を阻止しています。具志川署の機動隊4:00に出動して辺野古近くで待機している ようで、いつ投入されるか分かりません。朝6:00の段階で大浦湾沖に海上自衛隊の掃海母艦『ぶんご』らしき船影を確認しています。海上では機材設置作業 が開始されてしまいました。こちらの人数が少ないので阻止しきれていない状況です。陸上からも何名かこれから海に出る予定です。海上では海上保安庁の巡視 艇が4隻と作業船や警戒船が無数にいるようです。陸上も海上も人が足りていません。今からでも遅くないので時間を割いて駆けつけてください」(同5月18日11時15分)
現地は17日から緊迫していた。ブログ「基地建設阻止」は17日、「いよいよ市民に向けて軍隊を差し向けて来る姿勢を国が明らかにした」と書き送ってきた。
「既に陸上自衛隊のヘリが低空で辺野古上空を旋回したり、呉所属の掃海母艦「ぶんご」から海上自衛隊のヘリが何度も威嚇するように上空を飛んでいましたので、既に軍の介入がなされています」
こうした事態に、沖縄では自治体を含め反発が高まっている。『沖縄タイムス』18日付で、伊波洋一宜野湾市長が十七日、米軍再編に関する衆院安全保障委員会の参考人質疑で、米軍普天間飛行場移設先の周辺海域での現況調査(事前調査)に海上自衛隊が動員されることに触れ、「(沖縄には)旧日本軍も含めさまざまな記憶がある。県民と対峙させることは、将来に大きな禍根を残す」と述べたと報じた。
また18日付けの『琉球新報』は「県は自衛隊投入は『好ましくない』との見解を示しており、実際の投入には県などの地元と政府との摩擦が起きそうだ」と書いている。
そして18日14時、現地から次のような情報が発信された。
「海上阻止行動はカヌー隊が海上保安庁の船に取り囲まれ行く手を阻まれながらもそれをかいくぐり、調査船にしがみついて訴えています。。こんな時に何も出来ていない私自身悔しくて涙が出ます」(「辺野古からの緊急情報」) (写真はブログ「ちゅら海を守れ!沖縄・辺野古で座り込み中!」から)
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18日早朝、カヌーでの出航準備





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