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橋本勝21世紀風刺絵日記
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2007年06月04日16時23分掲載
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イラク戦争の英雄と偽り逮捕 勝手に勲章をつけ奨学金を得る不心得者も
【コングレス(米アリゾナ州)4日=マクレーン末子 】米兵士たちの戦地での英雄的行為に、軍は数々の勲章を贈ってきた。最近、ネット上で購入したこれらの勲章を軍服につけ、「戦争英雄」になりすまし仕事を得たり、奨学金を得たりしている元兵士の逮捕が目立っている。米連邦捜査局(FBI)や退役軍人たちは、「戦地で犠牲となった兵士たちに与えられる勲章を詐欺行為に使用し、英雄のふりをするとは」と怒りの声を上げている。
米ABCニュースによると、先月末相次いで2人の偽「戦争英雄」が逮捕された。
その逮捕者の一人、デイビッド・マククラナハンは、テキサス州フォートワースの出身。イラクで3度負傷し、米軍で4番目にランクされる銀星章を授与したなどとうそをつき、大学で奨学金を受ける審査委員会には、これらの勲章で飾られた軍服で現れ、3500ドル(約42万円)の奨学金を得た。
しかし、マククラナハンは、同州の退役軍人たちの年恒例のパーテイに、ゲストスピーカーとして招待されたことで足がついた。退役軍人のグループが、マククラナハンの身元調査をした結果、イラク戦争に派遣されたことはあるが、負傷も勲章もすべて嘘であることが判明した。
ニューヨーク市で逮捕された、ロウエル・マクグインのケースも同様である。海洋警備会社の面接に多くの勲章で飾られた服を着て現れ、自身を特殊部隊に属していた軍将校と偽っていた。しかし、実際は68年に兵卒として除隊され、名前、誕生日も偽りであることがわかった。
マクグインは、地元で戦没者追悼記念日に行われる パレードで、数年にわたり最高将校として参加、胸をそらして歩いていたという。胸いっぱいの勲章をつけ、その中には二番目に名誉とされる殊勲十字章 もあった。
今年1月に発効された盗用勲章法では、名誉の勲章を製造、販売、または購入し軍から贈られたと偽れば最高1年の 服役になる。
FBIと退役軍人のグループによると、偽英雄の数は増えてきているという。戦地で果てた兵士をたたえるウェブサイト運営者は、偽英雄に関する情報は日々3〜5件寄せられていると話している。
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