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2007年10月24日07時26分掲載
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日本軍の重慶爆撃被害者も参加 浅草ピースウォークにヒロシマ・ナガサキ被爆者らと
秋晴れの国際反戦デーの10月21日、去年に引き続き、東京大空襲被害者やヒロシマ・ナガサキ被爆者による2回目の浅草ピースウォークが行われた。すべての戦争被害者が連帯しようと呼びかけ、日本軍による重慶爆撃の被害者グループや中国残留孤児のグループも参加した。長崎に投下された原爆ファットマンの実物大模型も登場し、浅草観光に来た人たちの目を引いた。(加藤〈karibu〉宣子)
午前中、台東区民会館で行われた集会には約120人が参加。東京大空襲被害者が今年3月9日に国を提訴した訴訟を始めたこと、原爆症の認定集団訴訟が各地の地方裁判所で勝訴していることなどを報告。さらに新しくウォークに参加した「重慶大爆撃の被害者と連帯する会・東京」と中国残留孤児のグループからの連帯のあいさつがあった。主催したのは東京大空襲訴訟原告団と東京の被爆者グループの東友会及び9・11以降反戦運動に関わる若者などが集まる和・ピースリングの3者で作る実行委員会。
今年初めて参加した「重慶大爆撃の被害者と連帯する会・東京」の斎藤紀代美さんは、1938年12月から43年8月にかけて日本軍が行った218回の空襲被害者の聞き取りに2回重慶を訪ねている。自身がテロ特措法違憲訴訟に関わった経験を活かして、重慶大空襲訴訟の応援を始めた。1972年の日中友好声明で中国政府は賠償請求権を放棄しているが、被害者個人は個人の賠償請求権を放棄したものではないと40名が日本政府に対して訴訟を起こした裁判の傍聴支援を続ける。「その被害は東京大空襲被害者と同様のものだし、アフガニスタンにもつながるものだ」と語った。
ウォークには約150名が参加、言問通りから国際通りを抜けて、浅草寺の雷門前を通って隅田公園まで約1時間を歩き、浅草観光に集まった人々にその被害の悲惨さを伝えた。今年、人々の目を引いたのは、長崎に落とされた原爆の実物大のファットマン。外国からの観光客が写真を撮ったりしていた。東京大空襲で焼けた浅草の街をさまざまな戦争被害者が共に歩くウォークは2回目となり、少しづつ連帯の輪が拡がった。「来年もまたやりましょう」と締めくくった。
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長崎型原爆模型のファットマン
雷門の前を通るピースウォーク





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