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橋本勝21世紀風刺絵日記
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2008年01月08日13時09分掲載
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ロヒンギャ難民にバングラデシュが国籍付与の動き 日本での苦境は続く
昨年12月23日、群馬県館林市に住むビルマ・ロヒンギャ協会会長のアウンティン・フセインさん(38)はタイ航空成田発バンコク行きの乗客となった。目的は一族再会。離日直前、フセインさんは、電話取材に応じ、この12月から、バングラデシュにいるミャンマー人50万人の中で希望する者にはバングラデシュ国籍を取得できる動きが出たと語り、「オーストラリアがロヒンギャ難民の本土上陸を認めたのと、同じ動きです」と説明した。フセインさんの最終目的地はミャンマーではない。タイのバングラデシュ大使館でビザを取得し、バングラデシュの首都、ダッカに降り立つ。そこから陸路、ミャンマーとの国境沿いにあるロヒンギャ難民キャンプに行く。(李隆)
イスラム系のロヒンギャがミャンマー総人口に占める割合は4%。一説によれば250万以上。1978年、30万人が難民としてバングラデシュに流出。1982年には市民権法の改変で無国籍となった。以来、ミャンマーで生まれながら、教育の権利も移動の自由もない。
ミャンマーはバングラデシュとタイの間にある。故郷を飛び越え、一族の者には徒歩でミャンマーから国境地帯に出てきてもらう。祖国を離れて16年。再会の地は、いつもバングラデシュ南東部だった。今年も、秋葉原で買った電気製品を縁者に手渡して、フセインさんは、しばし、在日ビルマ・ロヒンギャ協会会長の威厳を一族に示す。
フセインさんはいう。「私と同じ立場の人がバングラデシュにまだ2万5000人程度いるのです。彼らは外国籍をほしがっていません。私は日本で、彼らはバングラデシュ側にある難民キャンプで祖国の民主化を待つだけです」
▼館林市に200人
昨年夏に、福岡地裁で4人のロヒンギャが難民資格を求めて裁判闘争を開始。長崎県大村市にある大村入管センターから仮放免され、フセインさんがいる群馬県館林市を移転先に選んだ。
ロヒンギャは人口約8万の小都市にイスラム共同体を作り200人ほどいるが、日本に来て難民資格を得たのはわずか。難民認定を拒否され、恩赦めいた特別在留許可をもらった者もいるが、国民年金証や国民保険証をもらえる定住者になるには相当の年月を要す。
「歯を入れるお金を工面するだけでも大変なのです。全額負担となりますと。仕事中に事故にあい、入院でもしたら大変なことになります」とフセインさんは苦情を訴える。
彼らにはミャンマーで国民登録がない。日本政府が強制送還させたくても、軍事政権は入国させない。強制送還ができないので日本の入管は、自傷行為や自殺未遂を繰りかえすまで入管センターに収容し、今後のロヒンギャ難民にたいする見せしめにする。
毎週一度、大村入管センター(長崎県大村市)を訪問する柚之原寛史牧師は、「1年以上して仮放免にしますが、就労禁止の条件付きで仮放免されても、心にも傷を負った彼らには病院での治療が必要です。この医療費も全額負担。どうやって日本で暮らせというのか。これは日本の国際責任です」と入管行政の狡猾さを指摘した。
オーバーステーを含めると日本にミャンマー人は一万人以上いるが、ロヒンギャの難民認定者は40人もいない。「最貧国のバングラデシュは狭い国です。多くの国民が飢えています。それでも難民を認めます。豊かな日本はどうなったのですか」とフセインさんは訴える。
今後の裁判日程は以下の通り。 2008年1月10日(木曜)13:30〜13:45(福岡地方裁判所三階302号法廷) 2008年1月29日(火曜)13:30〜13:45(福岡地方裁判所三階302号法廷) 2008年2月18日(月曜)13:10〜 (福岡地方裁判所三階302号法廷)
裁判後、裁判所敷地内の福岡県弁護士会館で報告会が予定されている。
連絡先 〒812−0041 福岡市博多区吉塚5−7−23 青柳 行信 電話 080-6420-6211 Eメ−ル:y-aoyagi@r8.dion.ne.jp
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ミャンマー仏教会が日本に送った三高僧の一人ウスセインナ師
パゴタの案内文。
北九州寺の大きなパゴタの敷地内にある小さな建物。
柚之原寛史牧師
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