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2008年05月13日18時21分掲載
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専門職に就かない非英語圏からの元留学生 豪州、永住希望者に職務経験義務付けも検討
オーストラリアのモナシュ大学の人口統計学者たちがこのほど発表した調査報告によると、非英語圏からの技術移民のうち、自らが申告した専門的な職業に就いている者の数が全体の3分の1以下であることが分かった。また、技術職への就職に有利だと思われていたオーストラリアの大学を留学生として卒業した後に移民した人ほど、技術の要する専門職に就いていない。このため、元留学生の移民が本来の役割である専門的な知識が必要な労働力への貢献にはなっておらず、逆に、都市部の人口増加と住宅事情の悪化などにつながっているという。エヴァンズ移民相は、今回の調査報告を受け、今後、永住を望む留学生には、永住許可を与える前に職務経験を義務づけるなどの対策案を練る方向だと語った。(アデレード=木村哲郎ティーグ)
技術移住とは専門的な技術や知識を持った人材を移民として受け入れる制度で、オーストラリアは06年までの5年間に21万3千人の技術移民を受けて入れた。この中の4人に3人が非英語圏の出身であるという。英語圏からの大多数が自らが専門とする仕事を見つけたのに対し、非英語圏からの技術移民の場合、この数字が3割にも達していない。
注目すべきは、そのほとんどがオーストラリアの大学を卒業した20代の非英語圏からの技術移民で、専門職に就いた者はわずかに22%だ。この中で特に、IT、エンジニア、教育(教職課程)、会計学を学んだ者たちが、販売員や事務員など、学歴の必要としない仕事をしているケースが多いという。その道の専門家としてオーストラリアに技術移民として迎え受けられた者たちであるのに、専門技術を要さない職種に就き、それらの職を希望する一般労働者の職業機会を奪っている形になる。
非英語圏からの技術移民が専門職に就く確立が低い理由は、英語力の問題にあるとのこと。また、オーストラリアの大学を卒業した20代に比べ、30歳以上の移民の方が技術職への就職率が高いことについては、既に母国で専門職で働いていたという経験が有利になっているという。また30歳以上であれば家族がいることが多いため、移住前にしっかりと自分で調べるケースが多く、これが技術職での就職につながっているとのことだ。
シドニー・モーニング・ヘラルドの報道によると、留学生の中でまじめに勉強に取り組んでいる者が減っている傾向もある。地理的にアジアからの留学生の多いオーストラリアだが、オーストラリアでは大学以前でも当たり前とされている分析や解析による勉強方法になじめずに、記憶力にたよる留学生が多いという。
アデレードの留学エージェントによると、兵役のある中東の国からは、裕福な家庭の子女が、兵役逃れに留学からの永住を考える例が多い。同エージェントは「途上国からの留学生は、頭のどこかで永住を考えている」と話し、留学は永住への布石である場合が多いと指摘した。
永住が最終目的であることが、留学生にとって逆に「大学での勉強が二の次」という結果を生んでいる可能性もある。
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