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橋本勝21世紀風刺絵日記
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2008年12月09日00時16分掲載
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喜多幡佳秀のアジア&世界
オーストラリア 反組合的法律初適用で労組リーダーに禁固6ヵ月の危険?
ハワード政権の下で、建設産業における労働組合の活動規制を目的に特別立法に基づいて設立されたABCC(オーストラリア・ビル及び建設委員会)が行う組合活動に関する調査会への出席を拒否して告発された労働組合オルグが禁固刑になる恐れがあると、オーストラリアの労働組合が緊急支援要請を発した。以下はAAWU(オーストラリア・アジア労働者リンク、APWSLオーストラリア委員会)からの緊急支援要請(11・16付)である。(『労働情報』特約)
オーストラリアにおける労働組合弾圧に対する闘争が決定的な局面に入りつつあります。 CFMEU(建設・森林・鉱山・エネルギー労組)のオルグであるノエル・ワシントンに対する公判がリ12月2日に行われます。
ノエルはABCC(オーストラリア・ビル及び建設委員会)に関する法律に違反したという容疑で、6ヵ月の刑を受ける可能性があります。ABCCは、建設産業における労働者の組織化を規制する非常に強力な権限を持っています。
ノエルは、組合の会議に関するABCCの調査会への出席を拒否したために告発されました。ABCCはノエルに、組合の会議で何が話されたかを明らかにするように求められたのです。
CFMEUはオーストラリアでもっとも強力な組合のIつです。現在の経済危機と雇用喪失という環境の下で、団結権、争議権を守ることは決定的に重要です。
資本家たちは労働者組織を無力化し、経済危機のコストを私たちに払わせようとしているのです。ノエル・ワシントンを支援し、CFMEUを支援し、ABCCの廃止を要求し、労働者の団結権と争議権を守りましょう。
連帯メッセージをAAWUヘ送ってください。メッセージは12月2日のデモで読み上げます。ABCCの廃止を求めるウェブ署名を広げよう。下記のサイトで署名できます。12月2日に、オーストラリアでのデモに連帯して、各国のオーストラリア大使館・領事館前で連帯行動を組織してください。
【解説】
ABCCは、ハワード政権の下で、建設産業における労働組合の活動規制を目的に特別立法に基づいて設立された。主要な建設会社がロビー活動団体・建設業者組合(MBA)を通じてABCCに影響を及ぼしている。ABCC設立以降、安全基準が緩和され死亡事故が激増。ABCCの組合活動に開する調査会は、出席の拒否や証言の拒否をできず、違反した場合は6ヵ月の刑が課せられる。
6月下旬にはビクトリア州で組合員4人が「違法なスト」について尋問を受けた。これまでに呼び出された組合員の数は約90人である。
ノエル氏の裁判は8月8日に始まった。ビクトリア州の地区労働者評議会とCFMEUは、組合活動への不当攻撃をはね返すため、スト等の行動を計画している。
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