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橋本勝21世紀風刺絵日記
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2009年01月23日10時17分掲載
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イスラエル/パレスチナ
《AIニュース》がれきの街ガザからアムネスティ調査チームが報告
17日にガザ市に到着したアムネスティ・インターナショナルの事実調査チームは、この地域でどの程度の破壊があったのか、証拠を収集しつづけている。アムネスティ・インターナショナルの「Livewire blog」に掲載した文章の中で、チームは「以前にぎやかだった地区が、月面の風景のように平らにされてしまった」様子、また「どれほどの広角レンズカメラでも破壊の本当の規模をおさめきれない」ような状況を語っている。(アムネスティ国際ニュース)
チームはまた、送電線が切れてしまい、水道管が破裂した様子も述べている。ガザのインフラは今、恐ろしい状況にある。長期に渡る停電は普通のこととなっており、数万人の人びとが清潔な水を利用できず、下水は今、壊れた導管から屋外に流れ出ている。
日にチームは、この3週間、人びとが安全と感じられる場所などどこにもなかったことを知った。学校、医療施設、国連の建物はすべてイスラエル軍の無差別砲撃の直接攻撃を浴びていた。通常の戦場で使用されるものでありピンポイント攻撃には向かない砲弾が、人口の密集する居住地域に発射されていた。
1,898人が戦闘から避難していたベイトラヒヤの国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の学校では、朝6時、35人が眠っていた2階の教室に砲弾が命中した。5歳と7歳の兄弟が殺された。
「この兄弟の18歳の姉は重傷で、外科手術で片足を切断しなくてはならなかった。彼らの母親は片手を失い、頭に重傷を負った。他に12人が負傷した。彼らの身内の者が私たちに語ったところによると、彼らは爆撃から逃れるために家から逃げ、安全を求めてこの学校に来たという」
ガザのアメリカン・スクールのがれきのそばで、チームはマムード・モハメド・セルミ・アブ・クレイクという学校警備員の父親と話をした。彼の息子は、学校構内にイスラエルのF16戦闘機が爆撃した際に殺された。ガザで唯一のインターナショナル・スクールで、「パレスチナの未来への展望の一部」だったこの学校は、今やもつれた金属線と巨大なコンクリートの平板からなる大きな塊と化している。
「座ってがれきを眺めていた老人は、大きな爆発音を聞いて息子の携帯に電話をかけた時のことを語ってくれた。息子からは何の応答もなかったという。息子の遺体は学校から50メートル離れたところで発見された」
チームはまた、1月15日にイスラエル軍の攻撃を受けたガザ市のUNRWA現地事務所を訪問した。食糧や医薬品、人道援助物資などで一杯だった倉庫は、白リン弾と高性能爆薬であるイスラエルの砲弾が構内に着弾した際に破壊された。
「4日たっても火災は続いている。数百万ドルする食糧と医薬品がすべて台無しにされ、焦げてくすぶる残骸が燃えている。倉庫の外の地面はこぼれ出た数千リットルの食用油が燃えており、まだつるつるすべる。数台の国連の車両も攻撃で破壊された」
ガザ市内のアルクッズ(Al-Quds)病院もまた攻撃を受けた。医薬品店は燃えてしまい、イスラエル軍の戦車は道路を封鎖する物を作るために救急車を押しつぶしていた。
「数百人の人びとが近くの建物から病院の建物に避難した。他の人びとが国連の施設や学校に避難したように、イスラエルの攻撃から安全な場所だと信じてである。彼らは間違っていた」
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