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2010年06月03日13時33分掲載
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イスラエル/パレスチナ
まだイスラエルに拘束されたままの人もいる 「唯一の武器は私のひげ剃りだった」と乗船した推理作家
イスラエルは拿捕した市民救援船団に乗船していた人たちを国外追放にしたと発表したが、まだ拘束されたままの人や行方不明の人びともいると、在パリの市民運動家、コリン小林さん(グローバル・ウォッチ)が伝えてきた。小林さんが伝える拘束者の内訳と証言を紹介する。(日刊ベリタ編集部)
イスラエルは、すべての外国人の拘束者は国外追放 にした、と発表しましたが、私たちの仲間トーマと他のフランス人たちは、ベン・グーリオン空港の収容センターで拘束されたままです。弁護士を通して情報を確認中です。たぶん、不法入国したという証書にサインをさせられるのを拒否しているせいかも知れません。その証書にサインした多くの参加メンバーは帰還していますが、4人のイスラエル・アラブ人の消息が知れません。彼らは複数の罪状で嫌疑をかけられており、少なくとも8日まで拘束されるようです。
乗員の内訳:全乗組員:682名 42カ国の国籍 トルコ人:380名 ギリシャ人:38 イギリス人:31 ヨルダン人:30 アルジェリア人:28 スエーデン人:11 フランス人:9 アイルランド:7 イタリア:6 カナダ:3 その他、モロッコ、クエート、バレーン、シリア、 マレーシア、アゼルバイジャン、インドネシア、パ キスタン、モーリタニア、イエメンなど
45名は既に国外追放。大半のアラブ系の人たちは、アレンビーからヨルダン方面へ、トルコ人は、テル・アヴィヴ空港から帰還。
今回のフリー・ガザ船団に乗り込んでいたバラド党ハナン・ゾアビ国会議員(アラブ系イスラエル人)が今日の国会で、イスラエル政府の行為は海賊行為と同じであると非難すると、<ガザにいけ!売国奴!>と右派の議員から猛烈な勢いでヤジが飛んでいます。右派の女性議員からは、ゾアビ議員が二重の罪を犯している。すなわち、<テロリストのグループに合流し、イスラエル国家に対して倫理的な罪を犯している><言論の自由を狭めるつもりはないが、これは言論の自由とは関係がない。フリー・ガザ船団はテロリストの船団であり、ゾアビ議員は罰せられるべきだ。クネセットにトロイの馬は必要ない>と。
《帰還した乗組員の証言例》: ヘニング・マンケル(スエーデン人の有名な推理小説家) <我々は、公海とガザ領海の境界で問題が起こるだろうと予期していたが、間違った。問題はその境からはずっと前の公海上で起こったんだ。彼らはし知性のある武器を使いながら攻撃することを全く躊躇しなかった。…私が乗っていた船には武器など何もなかった。唯一のものは、私のひげ剃りだ。そしてそれを取り上げた。我々は、どんな次元にいたか分かるよ。…我々は海賊にあったんだ。そしてさらわれたんだ。我々の誰一人として、イスラエルに行くつもりなどなかった。我々はまさに拉致されたんだ。そして、イスラエル当局は、イスラエルに不法侵入したと非難している>
スエーデンみどりの党国会議員メフメット・カプラン <私たちは、床に乱暴に押し倒されて、身体に上乗りになって頭を押さえつけられました。顔は引っ掻き傷だらけになり、手を縛られ、連れて行かれました>
モロッコ国会議員アブデルカデール・アマラ <起こったことは信じがたい。イスラエル兵たちが、我々を殴り、冷血にトルコの活動家たちを殺したやり方はホーラー映画そのものだ。彼らは捕まえることができたはずだ。イスラエル兵たちは実弾を使い、我々は全く武器も持っていないのに、世界の狂気と野蛮さをみせた。イスラエル兵たちはある乗員を銃床でなぐり、その上、殺した。船に攻撃してくる前に何の予告もしなかった。全く悪夢だった>
ドイツ国会議員、アネット・グロット(デア・リンケ党) <私たちは全く戦争の中にいるようだった。特殊部隊からのこれほどの暴力と粗暴さを誰も予測していませんでした。
同上、ノルマン・パエチ <乗組員たちは、誰も暴力を行使しませんでした。なぜって、イスラエル兵たちに勝てるわけがないからです>
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