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橋本勝21世紀風刺絵日記
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2010年12月18日12時21分掲載
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ビルマ民主化
スーチーさんの半生を描く映画が製作進行中 ミッシェル・ヨー主演、タイでロケ
7年におよぶ三度目の自宅軟禁から解放されたビルマ(ミャンマー)の民主化運動指導者、アウンサンスーチーさん(65)の半生を描く映画の製作が進行している。タイトルは『ダン・ラ・ルミエール』(光の中で)。マレーシアの国営通信ベルナマなどによれば、「ラ・グラン・ブリュ」「レオン」「フィフス・エレメント」などの監督で知られるフランス人のリュック・ベッソン監督がメガホンをとり、マレーシア出身のハリウッド女優、ミッシェル・ヨー(48)がスーチーさん役を務める。(クアラルンプール=和田等)
ヨーは、ミス・マレーシアに選ばれた経歴をステップに女優に転身、1997年にジェームズ・ボンド・シリーズ映画「トゥモロー・ネバー・ダイズ」に主演のピアルス・ブロスナンと共演、タフで美貌の中国人スパイ役を演じ、世界的に名前を知られるようになった。その後、中国の伝統武術を主題にしたアン・リー監督のヒット作「クローチング・タイガー、ヒドゥン・ドラゴン」で主演を務め、アーサー・ゴールデンのベストセラー小説(邦題「さゆり」)を原作に製作された映画「メモリー・オブ・ゲイシャ」にも出演した。
外国の映画製作者に対する撮影許可などを管轄するタイ政府機関、映像事務所のワナシリ所長は、「アウンサンスーチーさんについての映画をタイで撮影したいとの申請が寄せられ、当局はだいぶ前に許可した。それを受けベッソン監督ら映画製作クルーは、タイの複数の場所で撮影を実施した」と語っている。
またヨ―は12月初め、ヤンゴンのスーチーさんのもとを訪ね、作品中のスーチーさんのイメージなどについてアドバイスを求めるなどの話し合いをおこなう機会をもった。
ビルマをテーマにしたハリウッド作品には2008年に公開された、シルヴェスター・スタローン監督・主演による『ランボー/最後の戦場』があるが、ビルマでもこの映画のDVDが地下で出回り、スタローン演じるランボーが少数民族カレン民族を虐待する軍事政権の兵士らをバタバタと倒していくシーンにビルマの国民が拍手喝采を送ったとされる。『ダン・ラ・ルミエール』は、その作品を公にはみることの叶わないビルマの人たちの願いを世界に届けることができるだろうか。
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『ダン・ラ・ルミエール』で主演を務めるミッシェル・ヨー
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