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橋本勝21世紀風刺絵日記
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2011年09月20日21時09分掲載
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沖縄/日米安保
沖縄意見広告運動 21日から23日、ニューヨークタイムスWeb版通してアメリカ市民に訴え
「普天間即時閉鎖、辺野古(海・陸)やめろ、海兵隊いらない・緊急意見広告」と銘打った市民による意見広告運動が、今度はアメリカに打って出た。野田首相の国連総会出席に合わせ、ニューヨークタイムスのWeb国際版で9月21日から23日まで、アメリカの市民に米海兵隊の沖縄からの撤退を訴える意見広告を出す。(日刊ベリタ編集部)
沖縄意見広告運動は平和を一貫して訴えてきた尾形憲(法政大学名誉教授)や沖縄における基地反対運動の先頭に立ってきた安次富浩(名護・ヘリ基地反対協議会共同代表)、労働運動の新しい地平を現場から切り開いている武建一(連帯労組生コン支部委員長、中小企業組合総合研究所代表)た7人を発起人として2010年に開始され、これまでは国内全国紙と沖縄の二紙、沖縄タイムスと琉球新報に市民から寄せられた基金をもとに全面広告を毎年行ってきている。
今回はそれをさらに海外に広げ、世界中で読まれているニューヨークタイムスのWeb版で訴える。同紙の国際面にバナー広告を置き、クリックすると同意見広告のホームページの飛んで、英語のよるアピールを読むことができる。
意見広告バナー1 掲載ページ:ワールドセクション トップページ
http://www.nytimes.com/pages/world/index.html ※ページ上部に沖縄意見広告バナーが常時表示されます アメリカ東部時間:9月21日0:00〜9月21日23:59 日本時間:9月21日13:00〜9月22日12:59
意見広告バナー2 掲載ページ:ワールドセクション内 トップページ及び記事ページ
http://www.nytimes.com/pages/world/index.html ※ページ右側に沖縄意見広告バナーが他広告とのローテーションで表示されます アメリカ東部時間:9月21日0:00〜9月23日23:59 日本時間:9月21日13:00〜9月24日12:59
アピールは「軍事力にたよらない平和を!――沖縄と日本の市民から、アメリカ市民へのメッセージ――」と次のように訴える。
アメリカへの意見広告 沖縄意見広告運動 Okinawa Ad Campaign in the United States ------The Group for Okinawa Opinion Ad Campaign
軍事力にたよらない平和を! ――沖縄と日本の市民から、アメリカ市民へのメッセージ―― Call For Peace Without Dependence On Military Power! ------A Message from the People of Okinawa and Japan to the People of The United States
いまこそ、米海兵隊を沖縄から呼び戻せ! 第二次世界大戦の末期の1945年、日米の軍隊による最後の、そして最も悲惨な地上戦が、日本の南西部にある小さな島、沖縄で行われました。 軍人だけでなく、多くの沖縄の民間人まで巻き添えに、20万人を超えるアメリカと日本の生命がこの地で奪われたのです。それ以降、米軍は人々の土地を強制的にとりあげ、沖縄を占領しつづけています。今日においても、8つの海兵隊基地と一つの空軍基地を含めて、39の米軍基地と軍用施設がいまだに沖縄には残されています。冷戦後、米軍全体の戦力は大幅に縮小され、国内外で多くの基地が閉鎖されましたが、沖縄の基地は、温存され、むしろ強化されているのが実状です。
It’s Time To Bring The U.S. Marines Home! In 1945, during the last days of WWII, the U.S. and the former Japanese Imperial forces fought an intense ground battle in Okinawa, the small island in southwest Japan. The battle claimed 200,000 lives, including many American and Japanese soldiers but also a much larger number of unarmed Okinawan civilians. Ever since, U.S. military forces have occupied Okinawa, using land which was seized from families at gunpoint. Even today, 39 U.S. Military bases and facilities, including 8 Marine Corps bases and 1 Air Force base, still remain in Okinawa. The U.S. closed many bases at home and abroad after the Berlin Wall fell. Although the risks from the Cold War are long gone, U.S. Military bases in Okinawa have remained the same or grown.
世界一危険な米軍基地「普天間」 ――もし、こんな基地が貴方の暮らす地域にあったら、貴方はだまっているでしょうか? 米国内において海軍及び海兵隊の航空基地を対象に適用されているAICUZ海軍作戦本部長インストラクション(OPNA VINST 11010.36C)によると、滑走路の両端の延長線上4,500mにおいては住宅や学校病院、集会場などがあってはならないことになっています。しかし、このインストラクションを普天間飛行場に適合した場合、滑走路北側では普天間第二小学校、普天間小学校、普天間高校等の教育施設や住宅地がCLEAR ZONE(土地利用禁止区域)若しくはAPZ(事故危険区域)に含まれ、北中城村の一部まで続いています。滑走路南側においては、市上代謝名区地域、嘉数地区の住宅地域、浦添総合病院、浦添市陸上競技場など、浦添市広域までが含まれCLEAR ZONE内に限っても公共施設(集会所・病院が18箇所、住宅約800戸、83,600人余の住民が居住しているのです。以上のことから普天間飛行場は米国内においては、米国の基準に照らし合わせて、成り立たない安全上不適切な飛行場であり、欠陥飛行場です。
この基地には米国内の安全基準が適用されていない 米国ではCLEAR ZONEが厳縮に尊守されているのに対し、普天間飛行場では全く無視され、いまも危険な基地運用がなされているのです。普天間基地が、米国基準に照らし合わせて成り立たない、ラムズフェルドも認めた「世界一危険な米軍基地」といわれる理由がここにあります。沖縄県民は、普天間基地のすみやかな閉鎖と返還を心から望んでいます。
FUTENMA, The World’s Most Dangerous U.S. Base -----Would you keep silent if your family was at risk? The U.S. Military establishes “Clear Zones” around bases where it is too dangerous for people to live. While the U.S. Military would never put families in dangerous “Clear Zones,” over 800 families to live in danger next to Marine Air Station Futenma in Okinawa. The Chief of Naval Operations Commandant of the Marine Corps has issued instructions protecting Americans from the danger of crashes and accidents, but 18 institutions such as hospitals, community centers and nursery schools and over 3,600 civilians receive no protection from aircraft at Futenma. Military rules that should apply to every military base are ignored in Okinawa. Accidents have already happened. This is why the former Secretary of Defense Donald Rumsfeld called Futenma Marine Base “the world’s most dangerous base.” The government says Futenma exists to protect Japan, yet it only puts families in danger. Futenma is one of many U.S. Military bases that remain in Okinawa, but it is the most dangerous for Okinawan families. The people of Okinawa ask for the immediate closure of this dangerous military base and the rightful return of land.
絶滅危惧種ジュゴンが遊泳する海に巨大海上基地の計画 日米両政府は沖縄県民の強い「基地、ノー」「平和に生きたい」の意志と願いにもかかわらず、普天間基地の危険を名護市辺野古(大浦湾)への移設する新基地建設案を発表しました。 基地建設が計画されている大浦湾は絶滅危惧種に指定され国際環境保護条約で保護が義務づけられてる海洋哺乳類ジュゴンが遊泳する美しい海域です。 人魚伝説を生んだ愛らしい動物の生存が巨大海上航空基地(V字形、埋め立て方式)建設によって脅かされようとしているのです。 沖縄県民は“ジュゴンの海”を破壊すること、住民の命と暮らしを破壊するいかなる基地の新設も望んではいません。この新基地建設計画に対して地元の稲嶺名護市長と仲井真沖縄県知事をはじめ、すべての沖縄県内市町村長が反対し、県議会や市町村議会が反対決議を決議しています。 日本のどこにも普天間基地の移設として海兵隊の基地を受け入れる意志がない以上、海兵隊は沖縄から撤退する以外にありません。米政府は、民主主義や人権を大切にするのなら、沖縄の住民の民意を尊重すべきではありませんか。 軍事力によらない、対話での平和を願います。
The Construction of a Megabase in the Home of Endangered Species The Okinawan people strongly hope for a life in peace without bases, but the U.S. and Japanese government have announced new construction to move the dangerous Futenma to the middle of pristine natural habitat a few miles away in Henoko, Okinawa.
The sea in Henoko is a treasure trove for marine life, where many rare species, including the Okinawan Dugong, live. Dugong, a large marine mammal similar to the manatee, is endangered species and protected by international environmental conventions. It is said that mermaid legend was made based on this lovely animal, which is now in danger of extinction because of the construction plan of the gigantic air base on their ocean.
Okinawan people reject any kind of new base construction which destroys the sea of Dugong and the safety of local families. Every small town and big city mayor in Okinawa oppose this reckless construction plan, and the Okinawan Governor has rejected it. The Okinawan legislature and many municipal councils have adopted resolutions against the plan.
No place in Japan accepts the U.S. Marine bases as the replacement of Futenma Air Station. Please bring the Marines in Okinawa to the U.S. The U.S. respects human rights and democracy. Please hear the Okinawan people’s democratic voice. We hope for peace by dialogue, not by dependence on military power.
沖縄の米軍基地、海兵隊は本当に必要なのか? 小さな島沖縄に在日米軍基地の75%が集中し、その多くが海兵隊基地です。アメリカ国内でも連邦議会議員s、元司令官s、ハワイ州議会、民間シンクタンクs、教会指導者s、など様々な分野から、「沖縄海兵隊撤退」を求める声が出されています。そう主張する人たちの中には、1964年から68年まで太平洋海兵隊の司令官を勤めたV.H.クルーラク大将、上院議員のトム・コバーン(共和党・オクラホマ)、バーニー・フランク下院議員(民主党・マサチューセッツ)、ロン・ポール(共和党・テキサス)も含まれているのです。
また、今年5月には、カール・レビン上院軍事委員長(民主・ミシガン)、ジム・ウェッブ上院外交委員会東アジア太平洋小委員長(民主・バージニア)、ジョン・マケイン上院議員(共和党・アリゾナ)が連名で、数十億ドルの海兵航空基地建設は実現困難で、海兵隊戦闘部隊を分散させて、人口の密集する住宅地区にある危険な普天間航空基地を早期に閉鎖させることを提言しています。オバマ米政権の国家安全保障担当だったジェームズ・ジョーンズ前大統領補佐官は、「海兵隊はどこに移転しても構わない部隊であり、米軍全体の計画が在沖海兵隊の移転先に左右されることはない」と述べています。また、1950年代-60年代に沖縄に勤務したことのある退役軍人の多くは、米本土では、多くの米軍基地が閉鎖、統合されてきた中、沖縄の基地がほとんど変わらずに数多く存在することに驚きます。
連邦議会は財政赤字削減の一環として国防予算を10年間で3500億ドルの大幅カットを決定しました。財政赤字削減のために、さらに6000億ドルもの国防予算を削減しなければならなくなるかもしれません。合わせて9500億ドルの国防予算削減は、確実に米本土やハワイの米軍基地・部隊の大幅削減に結びつき、地域経済への大きな打撃になることが予想されます。そうならないためにも、沖縄にお金を使うのではなく、海兵隊を米国に戻し、米国に雇用を生み出しましょう。
Are the U.S. bases and Marines in Okinawa Really Needed? Today, 75% of all U.S. Military bases in Japan are concentrated in Okinawa and the majority of bases in Okinawa are Marine bases. Americans from all walks of life, including politicians, retired military personnel, regional elected officials, religious leaders, and members of think tanks, are calling for the removal of U.S. Marines from Okinawa. Such voices include the former Commander of Marines in the Pacific (1964 - 68), Lt. General Victor H. Krulak, Senator Tom Coburn (R, OK), Congressman Barney Frank (D, MA) and Congressman Ron Paul (R, TX). They are calling for the withdrawal of Marines from Okinawa to reduce the defense budget.
In May, Chairman of the Senate Armed Services Committee Senator Carl Levin (D, MI) and Ranking Member Senator John McCain (R, AZ), as well as Senate Foreign Relations East Asian Subcommittee Chairman Senator Jim Webb (D, VA) called the present multi-billion dollar Okinawan buildup plan “unrealistic, unworkable and unaffordable.” They called for a simple plan to close the dangerous Futenma Air Station without any new construction by spreading and rotating Marine combat units. Retired Marine Corps General James Jones, the former National Security Advisor, agreed with this proposal and stated. “The Marines can move anywhere and the location change of the Marines in Okinawa does not affect the U.S. military universal operation.” Many veterans who served in Okinawa during 1950s-1960s are shocked by the fact U.S. bases in Okinawa have not changed while many military bases in the U.S. are closed or combined.
Congress has decided to cut $350billion from the military to reduce the deficit. If more cuts are not found, another $600billion might be slashed and precious jobs will be lost in the United States. Instead of pouring billions of dollars into Okinawa, let’s bring the Marines home and create American jobs in the United States.
戦争より経済再建を。いまこそ海兵隊を呼び戻すとき。 残念なことにいまだ世界には分断と争い、憎しみが現実として存在することは事実です。しかし、武力や軍事力ではなく誠実な意志を持った人々同士の間での対話と相互理解こそが平和と安全を保証するということも、また事実です。2001年9月11日の同時多発テロに端を発した米国とテロとの戦いは、何をもたらしたでしょうか。圧倒的な火力とハイテク兵器を駆使した戦いは、10年を費いしてもなお終結することはありません。むしろ僧悪と不信を増幅しただけではないでしょうか。イラクとアフガニスタンの両国では、米兵約6,200人の命が失われました。また1兆2,000億ドル(約92兆円)を超す戦費が米国の財政に重くのしかかっています。今年6月、アフガン駐留米軍撤収を発表した時、オバマ大統領は「米国内で国造りに当たる時だ」と語りました。米国はこの10年、戦い続け、人命もドルも損託し多大な犠牲をはらってきました。米国の債務を減らし、経済を再建するためにも、いまこそ沖縄から海兵隊を呼び戻すときではないでしょうか。あなた方が私たちの主張に賛同し、米政府に対してこのことをアピールしてくれるように求めます。ありがとう。
Economy Recovery Instead Of War. Now Is Time To Bring The Marines And The Jobs Home. Regrettably, it is true that people are still fighting each other and enmity exists among people in the world. However, dialogue and mutual understanding among people is the only guarantee for a path to peace. After ten years of war, the end of fighting is nowhere in sight. America has lost the support of friends around the world. Japan remains the United States’ best friend in Asia, yet bases like Futenma has only diminished the American image here.
Bases like Futenma create jobs in Okinawa and service members spend their dollars in Japan. A 10-year war has cost $1.2 trillion and drained the U.S. Treasury. Admiral Mike Mullen, the 17th Chairman of the Joint Cheifs of Staff, said the greatest threat to the United States was the national debt. Futenma Air Station is putting America’s friends in danger. Closing Futenma save Americans money and it will create American jobs when the Marines come home.
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