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橋本勝21世紀風刺絵日記
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2012年02月25日11時28分掲載
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アフリカ勢が上昇、米国と日本は順位下げる 世界の報道の自由指数
国境なき記者団が発表した2011/12年の報道の自由指数によると、アフリカのカボベルデが9位、ナミビアが20位以内に入った。「アラブ社会での信じられないような展開が変化を促した。またネチズンがニュースづくりやニュースを広めていく面で先導的な役割を担った」ことで、順位に大きな変化があったという。“言論大国”米国は順位を下げた。(クアラルンプール=和田等)。
国境なき記者団の年次報告は今回で10回目。 トップはフィンランドとノルウェーで、これにエストニアとオランダの3位組が続いた。5位にはオーストリア、6位にはアイスランドとルクセンブルグ、8位にスイス、9位にカボベルデ、10位にカナダとデンマークが入った。
上位10ヵ国を並べると以下のようになる。 1.フィンランド/ノルウェー 3.エストニア/オランダ 5.オーストリア 6.アイスランド/ルクセンブルグ 8.スイス 9.カボベルデ 10.カナダ/デンマーク
一方、最下位グループに位置付けられたのは、177位のトルクメニスタン、178位の北朝鮮、最下位179位のエリトリアである。
またジャーナリストの死者数がもっとも多かった国は151位のパキスタン。164位の20年間の紛争が続くソマリアも164位で、ジャーナリストにとって犠牲が大きい国と認定された。
報道の自由が実践されている国の代名詞にもあげられる米国は、前年から27位順位を下げ47位に位置付けられた。ウォール・ストリート占拠運動を取材するジャーナリストが複数逮捕されたことが順位を大きく下げる原因となった。
日本も前年の11位から22位へと大幅に順位をさげた。東日本大震災の報道や福島第一原発事故後の被害隠しを暴けなかった報道姿勢が順位引き下げ要因になったとみられる。
マレーシアは世界179ヵ国中、122位に位置付けられ、前年の141位から19ランク上昇した。マレーシアの順位は、135位のシンガポール、137位のタイ、140位のフィリピン、146位のインドネシアといったASEAN(東南アジア諸国連合)の主要国の順位を上回った。
これに関してマレーシアのライス・ヤティム情報・通信・文化相は、「マレーシアの順位が大きく上がったことは、わが国が言論の自由や国民が自分の考えを社会に知らせることに開放的であることを世界に示している」と語り、言論の自由向上に向けての政府の取り組みに対する自負をのぞかせた。
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