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橋本勝21世紀風刺絵日記
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2013年02月17日23時58分掲載
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アフリカ
【西サハラ最新情報】 平和テントデモでの参加者24人に対するモロッコ軍事裁判開廷中 平田伊都子
2010年10月13日、モロッコ占領地・西サハラの首都ラユーンに住む西サハラ住民4万人が、15KM砂漠に入ったグデイム・イジクで3,000個のテントを張りました。 モロッコ占領当局の非人間的な扱いに耐えかねて、町を集団脱出したのです。
ラユーンには約5万人の被占領西サハラ人がいると言われているから、子供や老人も引き連れ住民の大部分がデモに参加したことになります。ラユーンでは、デモも集会も、被占領民西サハラ人には禁じられているので、「みんなでやれば怖くない」と、テントで集団生活をし、「モロッコ占領反対!西サハラ独立!!」と叫んだのでした。
しかし、約一か月後の11月8日にモロッコ治安軍がテントデモを襲い、焼き尽くしました。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
*2013年2月1日、モロッコの首都ラバトで、2010年のテントデモ関係で逮捕した24人の軍事裁判が始まった。24人は裁判なしで既に約2年間、悪名高いサレNo1刑務所に収容されていて拷問や虐待を受けてきた。
*2013年2月8日から12日にかけて、被告人の陳述が行われた。24人は異口同音に「テントデモは平和的に生活権と独立権と基本的人権を求めるもので、地球上の誰にも認められた正当な活動だ。我々は決して暴力団でも犯罪者でもない。暴力を振るったのはモロッコ占領当局だ」と訴えた。
*2013年2月14日、弁護団は不法逮捕と裁判なしの長期拘留と、拘留中の暴行と暴行による負傷を糾弾し、24人の緊急治療を要求した。改めて「24人は意図的に騒乱や紛争を起こしたのではなく、国際法が容認する、正当な権利を行使したのだ」とデモの権利を主張した。
*2013年2月15日、金曜礼拝の後、エジプト革命の舞台になっているカイロ・タハリール広場で、エジプト留学をしている西サハラ青年たちが座り込みを始めた。「西サハラ政治囚の即時釈放!西サハラ・テントデモ逮捕者のモロッコ軍事裁判反対!!」と、シュプレヒコールを上げた。エジプト人活動家やメデイアが集まってきて、西サハラ・パネルデイスカッションに広がっていった、、、 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
2013年2月20日にはグデイム・イジク・テントデモに関する証人喚問が、ラバトの同じ法廷で行われる予定です。判決がいつ出るのかは未定です。 「アラブの春は西サハラのグデイム・イジク・テントデモから始まった」と、ユダヤ系アメリカ人言語学者ノーム・ノームチョムスキーが再三、主張しています。 彼の真意は分かりませんが、モロッコの非民主的な軍事裁判に注目してください、
(写真:SPS提供)
WSJPO西サハラ政府・日本代表事務所 所長:川名敏之 SJJA(サハラ・ジャパン・ジャーナリスト・アソシエーション) 代表:平田伊都子
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転載について
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カイロ・タハリール広場デモ、エジプトと西サハラの旗
占領地で不当裁判を訴える24被告の家族
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