・読者登録
・団体購読のご案内
・「編集委員会会員」を募集
橋本勝21世紀風刺絵日記
記事スタイル
・コラム
・みる・よむ・きく
・インタビュー
・解説
・こぼれ話
特集
・国際
・農と食
・教育
・文化
・アジア
・入管
・中国
・市民活動
・米国
・欧州
・みる・よむ・きく
・核・原子力
・検証・メディア
・反戦・平和
・外国人労働者
・司法
・国際
・イスラエル/パレスチナ
・市民活動告知板
・人権/反差別/司法
・沖縄/日米安保
・難民
・医療/健康
・環境
・中東
提携・契約メディア
・AIニュース
・司法
・マニラ新聞
・TUP速報
・じゃかるた新聞
・Agence Global
・Japan Focus
・Foreign Policy In Focus
・星日報
Time Line
・2024年11月22日
・2024年11月21日
・2024年11月20日
・2024年11月18日
・2024年11月17日
・2024年11月16日
・2024年11月15日
・2024年11月14日
・2024年11月13日
・2024年11月12日
|
|
2013年03月20日00時43分掲載
無料記事
印刷用
核・原子力
【たんぽぽ舎発】東電ビデオ真っ暗事件−川内博史前衆議院議員の福島第一原発 1号機原子炉建屋4階の調査ビデオの怪? (下) 伊東良徳(弁護士)
東京電力は「2重に養生していた上に、歩行中は安全確認のためモニタを見られなかったことから、撮影した映像を確認していなかった」と発表しましたが、先程来説明しているように、川内前議員は、ここを撮ってくれ等の指示をしているわけです。その時に、撮影者が液晶モニターを確認しないということがありうるでしょうか。その撮影者は何を撮っているかも確認しないでビデオカメラをまったく当てずっぽうに回していたとでもいうのでしょうか。
○東京電力会見担当者の傲慢
これまでビデオカメラというものをまったく見たこともない人ならばさておき、ビデオ撮影が初めてでない人がそういうことをするはずがありません。 2013年3月15日の記者会見でフリーライターの木野龍逸さんがその撮影者は撮影経験がないのかということを繰り返し聞きました。これは、東京電力の荒唐無稽な説明を聞けば、誰でも疑問に思うことだと思います。それに対して、東京電力の説明者の尾野昌之原子力立地本部長代理は、撮影は初めてではない、専門家ではないから一般的な使用経験だと答えました。木野さんが、もし経験の ない人にやらせてその結果川内前議員らが被ばくして調査したことが無駄になったのなら大変だ、きちんと経験について確認して答えて欲しいとさらに質問を重ねると、尾野昌之原子力立地本部長代理は、声を荒げて、「本人は大変なショックを受けている」、「ものの言い方には気をつけて欲しい」「軽々に今のようなことを言っていただくのは大変心外です」「あんまりいい加減なことは言わない でいただきたい」と逆ギレして「これ以上ご説明する気はありません」と断言しました(ニコニコ動画のアーカイブを試聴できる人は1時間26分25秒あたりから1時間31分あたりまでを是非見て欲しい。東京電力の傲慢さを象徴する映像だと思います)。
東京電力は、自分が、常識人なら信用するはずがないまったく荒唐無稽な説明をしておいて、それについて誰もが感じるような当然の疑問をぶつけると語気を荒げて非難する、そこまで傲慢な会社なのだと改めて実感しました。
○1号機原子炉建屋4階の怪
1号機の原子炉建屋4階は、私たち国会事故調が現地調査をしたいというと、東京電力の見解によれば(東電の第三者委員会の結論でもありますが)「担当者の思い込みによって誤った説明がなされ」て調査を断念させられ、それが発覚して現場を見せないとはいえなくなって調査には全面協力すると東京電力がいうので川内前議員が立ち入ると、東京電力の説明によれば「撮影ミス」によって、ビデオの記録は残らず、いずれも「何らかの意図によるものではない」が結果として1号機原子炉建屋4階の状況については、東京電力が自ら撮影して自ら公表した以外の記録は一切残らないという事態になっています。
1号機原子炉建屋4階に迫ると、なぜか異常なことが起こるようです。偶然が積み重なって、これらのことが起こっているとしたら、1号機原子炉建屋4階にはたたりでもあるのでしょうか。 そう考えるよりは、東京電力本社が伏魔殿だと考える方がわかりやすいと、私は思うのですが。
☆4月20日(土)13:30から16:30 『東電「今は真っ暗」またもや虚偽発言』の学習会 参加歓迎! 講師は、木村光浩さん(朝日新聞記者)、山崎久隆さん(たんぽぽ舎)のお二人です。 会場:「スペースたんぽぽ」 参加費:1000円
|
転載について
日刊ベリタに掲載された記事を転載される場合は、有料・無料を問わず、編集部にご連絡ください。ただし、見出しとリード文につきましてはその限りでありません。
印刷媒体向けの記事配信も行っておりますので、記事を利用したい場合は事務局までご連絡下さい。
|
|
|