プーチン大統領は米国家機密をリークしたスノーデン氏がモスクワ空港に到着したことを発表した。しかし、ロシア政府はスノーデン氏の「旅行」について関知していないとも言ったとされる。以下は英国のガーディアン報道。
http://www.guardian.co.uk/world/2013/jun/25/edward-snowden-moscow-vladimir-putin スノーデン氏はトランジット(乗継)エリアにいて、ロシアに入国してはいないと言う。ロシアが容疑者・犯罪人引き渡し条約を結んでいる国であれば引き渡しをすることはあり得るが、米国とはそのような条約がないと明言した。ロシア領土内で犯罪も犯していないため、自由人として目的地に向かうことができると発表した。
スノーデン氏は当初、モスクワからキューバのハバナに行く飛行機を予約していたが1時間前に急遽フライトを変更したとされる。
スノーデン氏は米国NSAの極秘データを所持しているとされるが、身の危険を避けるために世界各地の知人にデジタルデータを分散しているとも言われる。
■ヴォイス・オブ・ロシアの報道
http://english.ruvr.ru/news/2013_06_26/Snowden-may-get-Russian-transit-visa-source-0878/ ’A former CIA employee, Edward Snowden, believed to have been staying in the Sheremetyevo airport transit area, may have obtained a transit Russian visa that’s valid for 72 hours, a source that’s familiar with the situation has told the RIA-Novosti news agency. Read more: http://english.ruvr.ru/news/2013_06_26/Snowden-may-get-Russian-transit-visa-source-0878/ ’
RIA-ノーボスチ通信によると、エドワード・スノーデン氏は72時間の乗継ビザをロシア政府から取得した。
さらにヴォイス・オブ・ロシアはスノーデン氏のアメリカ市民としてのアイデンティティを保証するパスポートが失効したという情報を伝えている。そうした場合、モスクワのシェレメチボ空港から一歩も出れなくなってしまう可能性があるとも伝えている。
http://english.ruvr.ru/2013_06_26/Snowden-stays-transit-area-of-Sheremetyevo-because-his-passport-was-revoked-source-2715/
■空港で滞在を余儀なくされる人々を描く映画 ①「ターミナル」
http://www.terminal-movie.jp/ 「ジョンFケネディ国際線ロビー、入国手続きゲートでクラコージア人のビクター・ナボルスキーは足止めされていた。母国のクラコージアで、彼が乗った飛行機が出発した直後にクーデターが起こり事実上国が消滅。そのため、彼のパスポートは無効状態となり、入国ビザは取り消されていたのだった 。母国に引き返すことも空港の外に出ることもできない中、ビクターはたった一つのある約束を果たすために空港で生活を始める。」(ウィキペディアより)
②「パリ空港の人々」
http://eiga.com/movie/48120/ 「パスポートを盗まれたばかりに空港から出られなくなった男と、それぞれの事情から空港内に住み着いている人々の悲喜劇を綴った、滑稽でハートウォーミングなコメディ。」(映画ドットコムより)
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