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橋本勝21世紀風刺絵日記
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2013年12月06日03時26分掲載
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コラム
弁護士と特定秘密保護法案
多くの人が特定秘密保護法案の担当大臣である森雅子参議院議員の答弁のでたらめさに不安と怒りを感じている。担当大臣が法案をあまり理解していないのでは話にならない、という怒りの声がたくさんある。中でも森雅子氏が弁護士であるにも関わらず憲法に反する、そして人権を抑圧するこのような法案をなぜ支持しているのか?と。
あるベテランの弁護士に多くの人が抱いている疑問をぶつけてみた。すると、こんな答えが返ってきた。
「森雅子氏は弁護士登録しているけれど、今は政治家であって、弁護士業をしていない。弁護士出身というだけです。」
弁護士の資格を取るためには様々な法律知識を詰め込み、いわゆる法律家の思考、「リーガルマインド」を身に着け、人権にも配慮するようになることは常識だ。しかし、いったん政治家に転じると、それぞれの政党の掟もあるだろうし、政治的権力を行使する立場になる。それは弁護士とは異なる世界の仕事というわけである。政治家という職業は時には戦争を決定することもあるだろうし、死刑執行にサインをする時もある。核兵器製造を決定することもあるかもしれない。だから、政治家と弁護士は別の職業なのだ、と。
現職の大阪市長もかつては弁護士ではあったが、今は政治家である。人はそれぞれその立場によって、変わるものである。そういうわけで、弁護士から政治家に転じた人々をもって、「だから弁護士は・・・・」と一般化はできない、と窘められた。
たしかに、そう言われればその通りである。だから、選挙でもあの人は弁護士だから・・・とその人に当選後に「弁護士」を期待することは考え直した方がよい、ということだ。
日本弁護士連合会では特定秘密保護法案の恐ろしさ、欠陥を初期から指摘し、多くの弁護士が反対運動を繰り広げてきている。だから、森雅子氏の答弁や言動をもって、弁護士一般を語ることはできない、ということなのだ。
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