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橋本勝21世紀風刺絵日記
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2015年08月04日12時29分掲載
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文化
音楽にかける青春 プラハの春・国際クラリネットコンクールで優勝した韓国の Sang Yoon Kim 氏
今年の五月、プラハの春・国際クラリネットコンクールで見事、第一位に輝いたのが韓国出身の青年、Sang Yoon Kim氏(27)でした。彼はいったいどのように音楽を磨いてきたのでしょうか?Sang Yoon Kimさんにインタビューを行ってみると、国境を越えてひたむきに音楽への夢を追いかけているひとりの青年の姿が見えてきました。
Mr.Sang Yoon Kim, from South Korea, got the first prize on the international clarinet contest in Praha in May.He was 27 years old. I wonder how he developed his music so I interviewed him.
Q Please let me know about the town where you live.
A I currently live in Boston, enrolled in Boston University DMA student and also as a soloist and chamber musician performing in Europe and Korea.
Q あなたの住んでいる街について教えてください。
A 今はアメリカのボストンで暮らしています。ボストン大学の博士課程(DMA)にいます。そして、クラリネットのソロイストとして、また室内楽の演奏家として、欧州や韓国にも足を運んでいます。
Q When did you begin to play clarinet and why ?
A I started playing clarinet when I was 10 years old. I played piano since I was young, age of 5, just as many of kids, but then it didn't work well for me, too hard to practice hours and hours, it wasn't giving me much pleasure. So my mom suggested me to stop suffering with piano and to pick one of the wind instrument. I had choice between flute and clarinet and I chose clarinet because it looked much more manly at that time. It was such an decision at 10 year old boy's view.
Q クラリネットはいつ始めたのでしょうか? またなぜだったのですか?
A 私がこの楽器の演奏を始めたのは10才の時でした。他の子供と同様に、5歳でピアノを習い始めていました。でも、私の場合、ピアノがしっくり来なかったのです。何時間も厳しい練習に次ぐ練習でしたが、あまり楽しさをピアノから感じることができなかったんです。そこで母がもうピアノの稽古で辛い思いをするのはやめましょうと言ってくれました。そして、代わりに吹奏楽の楽器を選んでくれたわけです。 その時、フルートかクラリネットかの選択肢が与えられたのですが、クラリネットを選びました。というのはその頃はクラリネットの方がフルートより男性的な楽器に感じられたからでした。10歳の子供らしい選択の仕方ですね。
Q How did you develop your music ?
A Who taught you ? I started playing clarinet seriously when I was 12, my teacher was Mr. Dong Jin Kim, former principal clarinet of Seoul Philharmonic Orchestra, he was my only and main teacher in Korea until now, then I went to Paris when I was 14, studied with great clarinet performers and amazing teachers as Florent Heau, Michel Arrignon and Pascal Moragues, at Conservatoire Nationale Superieur de Musique de Paris. Then I went to Colburn school in Los Angeles, USA, studied with Mr. Yehuda Gilad, one of the world's best pedagogue for 4 years.
Q どのように音楽を発展させてきましたか?
A まず私を教えてくれた先生たちのことですが。私が本気でクラリネットに打ち込むようになったのは12歳からでした。指導して下さったのはDong Jin Kim先生で、ソウル市立交響楽団の主席クラリネット奏者だった方です。韓国では私のクラリネットの恩師はDong Jin Kim先生ただひとりと言って過言でありません。それから、14才になって私はパリに留学しました。 パリでは多くの卓越したクラリネットの演奏家や驚くような指導者に出会うことができたのです。パリ国立高等音楽院のFlorent Heau、Michel Arrignon 、 Pascal Moragues といった方々です。その後、さらに私はロサンゼルスに移動し、コルバーン・スクールでクラリネット奏者のYehuda Gilad氏について勉強を続けました。Yehuda Gilad氏は世界でも最高レベルの音楽教育者の一人です。
Q What did you learn ?
A I've learnt the basic clarinet method from Korea and developed in Paris, learnt many many solo repertoires and had opportunity to learn the fundamental of this instrument by best teachers in Paris. And finally in LA, Mr. Gilad taught me how to manage and collaborate all the things I have learnt. He gave me great thoughts how to control my self physically and mentally on the stage.
Q そこで何を習得したのですか?
A 私は韓国ではクラリネットの基本的なことを学びました。そしてパリではそれをより発展させることができました。パリでは最高のクラリネットの指導者たちのおかげで、実に多くのクラリネットの独奏曲を学習しましたし、この楽器についてのより深い知識を得ることができました。最後にロサンゼルスでGilad先生から今までに学んだあらゆることをいかにコントロールしつつ、バランスをとっていくかを学びました。特に、Gilad先生はステージに立ったとき、どのように心身を制御すればよいのかについて、実に素晴らしい指導をしてくださったのです。
What do you think about clarinet as an instrument ? I think clarinet is like a double-edged sword. It can make the most beautiful sensitive soft sound in my opinion, but then it can have one of the ugliest and huge accident (I will say a squeek) out of all the woodwind instrument. But I guess this is the clarinet's most charming point.
Q クラリネットという楽器についてどんなお考えをお持ちですか?
A 私が思うにクラリネットという楽器は両刃の剣です。クラリネットは最高に繊細で美しい響きを奏でることができます。しかしながら、木管楽器の中でももっとも不快な音をたてることもありえるのです。これはsqueek (キーキー音)と呼んでもよいでしょう。ですが、このことはクラリネットの持つ最高の魅力だと思っているんです。
Q Which music pieces do you like ?
A I like many pieces from French composers, such as Poulenc, Saint-Saent, Debussy, Francaix....etc Also love to perform Mozart and Copland Concertos, these pieces never get sick of playing even though many clarinetists perform often.
Q 曲目ではどんなものがお好きですか?
A 私の場合はフランスの作曲家のものを多く好みます。たとえばプーランク、サン=サーンス、ドビュッシー、ジャン・フランセの曲などです。また、モーツァルトやコープランドらによるクラリネット協奏曲を演奏するのも好きです。これらの曲は他のクラリネットのソロイストたちもしばしば演奏する曲目ですが、演奏する分にはまったく飽きることがありません。
Q Please let me know about your concert in the near future.
A I will be performing Copland Clarinet concerto in Aug.15th with Prime Philharmonic Orchestra in Seoul Art center, concert with Brookline symphony, Kwangju Philharmonic and also BBC symphony Orchestra next May at the Prague Festival.
Q これからどんな演奏会が予定されていますか?
A 8月15日にソウル芸術センターでコープランドのクラリネット協奏曲の演奏を行います。韓国の軍浦を拠点にしているプライムフィルとの共演です。またボストンのブルックラインシンフォニーオーケストラや光州フィルとの演奏もあります。さらに来年5月にはプラハの春国際音楽祭でBBC交響楽団との演奏も予定されています。
■プラハの春・国際クラリネットコンクールの映像
https://www.youtube.com/watch?v=xxW-WklCuZ8 映像で冒頭に出てくるのがSang Yoon Kimさん。
■ Astor Piazzolla's Tango Etude No. 3の演奏 by Sang Yoon Kim
https://www.youtube.com/watch?v=ldw2uD9A5cE
■Saint-Saens Clarinet Sonataの演奏 by Sang Yoon Kim
https://www.youtube.com/watch?v=ZnV9cP7QDFQ
■音楽の都プラハの青春 アンナ・パウロヴァー(クラリネット奏者)
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=201508010952116
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転載について
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Sang Yoon Kim 氏(27)ピアノからクラリネットに楽器を持ち替えたのが成功だったという
プラハの春・国際コンクールが行われるのがここ。緑の豊かな音楽の街プラハ(写真 Petra Karlova)Praha
ステージに立った時に心身をどうコントロールすればよいか。ロサンゼルスの音楽学校で最良の教育者から貴重な教えを受けた。
雪のボストン。現在、ボストン大学で音楽の勉強を続けている。Boston where he keeps on his study.
ボストンの街で。
オーボエ奏者のChristine Soojin Kimさんと結婚。He married Christine who is oboist.
妻との夕食 留学先のボストンにて
「好きな楽曲はフランスの作曲家。プーランク、サン=サーンス、ドビュッシー、ジャン・フランセの曲など。また、モーツァルトやコープランドのクラリネット協奏曲も好きです」
8月15日にソウル芸術センターでコープランドのクラリネット協奏曲を演奏する予定。
今年旅をした南アフリカで In south africa
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