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橋本勝21世紀風刺絵日記
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2015年08月19日00時16分掲載
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国際
アムネスティ、トルコ・カンディル山地のトルコ軍の空爆に公正な調査を要求
トルコ軍が8月1日、イラクのカンディル山地のクルド人居住地区を数回空爆し、少なくとも住人8人が殺害され、8人が負傷したことが、アムネスティの現地調査で分かった。
この空爆は、トルコ軍が少数民族クルド人の非合法武装組織クルディスタン労働者党(PKK)に対する攻撃の一環として行ったが、アムネスティが得た情報では、空爆を受けた住人は労働者党とは何ら関係はなかった。
アムネスティは、トルコ政府に対して、独立かつ公正で効果的な調査を行い、その結果を公表するよう要請した。トルコ政府はこの攻撃で、多数の死傷者を出し、住居を破壊し、立ち退きを余儀なくさせ、軍事攻撃対象がないとされる地域の住人を恐怖に陥れたのである。
トルコ政府は、当初、労働者党の党員を攻撃対象としたと主張し、イラクのクルディスタン地域政府と共同で調査すると発表した。
アムネスティは、空爆後に目撃者数名、負傷者を手当てした医師2人と村人3人に話しを聞いたが、彼らや死傷者のうち誰も労働党員ではなく、同地域に党員はいなかった。目撃情報によれば、被害者は普通の服装をしており、現場に武器らしいものは見つからなかった。アムネスティが入手した写真とビデオからも、この情報は裏付けられる。
近くの村で診療所を開設しており、労働党員であるメディヤ医師は、現場の状況を次のように語った。
「たくさんの人たちが家族を呼び、嘆き悲しんでいた。極度の緊張で倒れた女性や、頭を負傷した人がいた。内臓がはみ出した人は、ひどい傷で出血多量によって死亡した。完全に燃えてしまった人もいた。数家屋は全壊し、400メートルほど離れた診療所も被弾して窓が割れた。モスクも同様だった」。
目撃者によると、1回目の攻撃による負傷者を助けに来た者の多くが、次の攻撃で殺されたという。労働者党広報担当者は、党員は住民を巻き添えにしないために住民と共に生活しないようにしており、少なくとも5キロは距離をとるようにしていると語った。
民間人を巻き添えにした空爆は調査されなければならず、トルコ政府は説明責任を果たし不正な攻撃による損害について補償しなければならない。
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