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原田理シェフ(向かって左)


東京の店を後輩に譲り群馬の嬬恋に移住した。今、ホテルで朝夕およそ600人の食事を提供


東京時代のぼく。自分がオーナーをつとめるフランス料理店Brasserie Bec(ベック)の前で。16歳でフランス料理の道へ。高校時代に辻静雄氏の肉料理の本に出会ったのがきっかけとなった。


愛妻との夕食に何を作るか。それが日々の課題。周りにレストランがないことを活かして


テリーヌとインゲン 「パリの空港のお土産屋さんでもフォワグラのテリーヌの缶詰は人気商品です。僕も修行時代はシェフに小突かれながら、徹底的に作り方を仕込まれた料理なので、やはり思い入れがあります」


フォワグラに舌鼓を打つ妻の瞳さん


フォワグラのソテー「通常はコクのある甘いソースを合わせるのが定番で、甘酸っぱいフルーツで仕立てることもよくあります。きれいに焼きあがったそれは、切ったときにとろりとして、口に運ぶと何とも言えない脂の風味と香りが口いっぱいに広がり、そのあとにすっと溶ける、はかないけれど濃厚な味は癖になってしまいます」


信州りんごとフォワグラ。「伝統的にはソーテルヌという極甘のワインを合わせることが多いですが、個人的には、舌をさっぱりと流せるシャルドネ種のぶどうを使った白ワインを合わせることが多いです」


通勤の道は緑の並木道




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