争点は2014年大阪市会、府議会で廃案になり2015年住民投票で否決された都構想。議会で廃案になったものが住民投票された背景には安倍政権の改憲と大阪維新の都構想がバーターになっていると云う指摘も有りましたが、大阪府のGDPは7年前は全国5位だったものが今は17位,この原因はこれといった効果の無い都構想なるものに維新が特化し経済、福祉、教育、等の政策を蔑ろにした為でしょう。
一方公務員叩きには余念がないのですが、例えば大阪市音楽団が潰された本当の理由は,全国の中で音楽団を持っていたのは大阪市だけで、しかも存在についての法的根拠がなく潰し易かったからなのです。どう云う事かと云うと図書館を潰そうとすれば図書館法が有り簡単には潰せませんが、どうすればスムーズに職員をクビに出来るかの実験だったんです。
又都構想の始まりは庁舎移転問題に端を発する,大阪市の財源に目を付けた,府が市にしかけたM&A(合併、買収)で何もすばらしいことをやっている訳でも有りません。大阪都構想というのは、簡単に云えば大阪市の財源、権限を取り上げて、大阪府の借金を返済したり大型開発(カジノ、地下鉄なにわ筋線、高速道路淀川左岸線等)をやろうというもので、その際大阪市は5つの特別区に解体再編され自治を失うという物です。
又大阪維新は教育現場にも競争と序列(点数の公表や府下学区制廃止)を持ち込んだ結果、現場の混乱はもとより、不登校は増え暴力は全国平均の2、5倍となり全国一になってしまい維新政治の8年間で雇用者報酬、家計消費支出、府内総生産、は全て全国平均より落ち込み、特養の待機者は1、4倍、介護保険料は1、2倍に上がる等良い事は何も有りませんでした。
今回共産党が自民と共闘する理由は、沖縄で辺野古に基地を作らせないという1点で大同団結し翁長知事を誕生させた様に、今回は危険な維新政治を終わらせるという1点での共闘であり、政策の違いは議会でこれ迄通り論戦する事に変わりはないそうです。
橋下維新は公費をカットし実績をアピールしますが、その一例とし中小企業に金をばらまいても仕方ないとし、2007年15億円だった補助金を2013年には3億8千万に減らしました。中小企業の街大阪が疲弊するのも当然。候補者については当初の平松さん&柳本さんで維新に勝てると思いましたが、何故くりはらさんになったんだろう?と云う理由はどうやら官邸が『オール大阪vs維新』の戦いを嫌い『自民vs維新』の戦いに変えたかったから?その証拠に幹部が次々と大阪に来たという事の様ですね。安倍と橋下には平気で嘘を云い目的の為には手段を選ばない(民主主義、立憲主義の破壊)と云う共通点が有りますが、維新は大阪を疲弊させたという理由だけでなく安倍、菅、と繋がり政治そのものを破壊しているという観点からも絶対に維新を勝たせてはならないと思いますね。今回公明党は自主投票ですが一部は柳本さんを支持している様です。投票結果は如何に?!
滝川雅弘 ジャズ・クラリネット奏者 (編集部 :滝川さんは関西を中心に活躍中です)
■夏のジャズフェスの想い出 滝川雅弘(クラリネット奏者)
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■大阪W選挙(その結果) 滝川雅弘
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■イタリアから二コーラさん(cl)初来日!とはなんぞや?という方のために。 滝川雅弘(ジャズ・クラリネット奏者)
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■ミュージシャンのギャラ 滝川雅弘(ジャズ・クラリネット奏者)
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■『滝川さんは何処に向かってるのですか?』 滝川雅弘(ジャズ・クラリネット奏者)
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