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橋本勝21世紀風刺絵日記
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2015年12月30日01時12分掲載
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中国
三十路女子の北京的生活(2) 〜川でスケート
相変わらず寒い日々が続いている北京です。 さて、わが家の近所には川があります。「釣り禁止。遊泳禁止」といくつも看板が立っていますが、一日中釣りをしているおじさんたちが毎日たくさんいます。そんなにきれいな川でもないので「何が釣れるのかなぁ」とも思うのですが・・・。その川も、この寒さでついに凍ってしまい、釣りをしていたおじさんたちの姿も見えなくなりました。
その代わり、いつもなら川の向こう側へ渡るとき、当然ながら橋まで歩き、橋を使って渡らなければいけないところ、この時期には「凍った川の上を歩いて渡る」という季節限定の近道ができます。凍った川の上に誰かが歩いた形跡が見え始めると、「あぁ、今年もこの季節が来たんだな」と・・・冬のお決まりの風景になっています。しかし、薄く氷が張り始めたことは分かっても、完全に凍ったかどうか(上に乗っても割れて落ちる心配がないか)分かりません。なので、毎年最初にこの上を歩く人は、相当な勇気の持ち主だなぁと思います。
凍った川は、近道になるだけではありません。スケート場になってしまうのです。誰が管理しているわけでもなく、近所の川が凍ったから、スケートをしにみんなが集まってきているだけのことなのですが、時には、ヘルメットをかぶり、ユニフォームを着て、本格的なアイスホッケーの練習をしている人たちの姿も見かけます。 ショッピングモールにも整備されたスケートリンクはあるし、公園の湖も冬になると有料で開放されたり、スケートをする場所は他にもたくさんあるのですが、ここへ集まってくる人たちにとっては「近所に無料でスケートできる場所があるんだから、そこへいけばいい」ということなのかもしれません。
川の上に立ち、みんながスケートしている姿を見ていたら、みんな割といいスケート靴を履いています。「みんないいスケート靴持ってるんだなぁ」「マイ・スケート靴を持ってるなんて、すごいなぁ」と感心しながら、川の端のほうへ目を向けると、なんとスケート靴をレンタルしているオッチャンがいました。もちろん無許可でしょう。こんなにたくさんのスケート靴を買うなんて、初期投資もかなりかかったのではないかと思いますが、ここへ集まってくる人たちをみて「これはいい商売になる」と思ったのでしょうか。 こんなところでも商売にしてしまおうとする、ちゃっかりさ&自由さに、「やっぱりここは北京だなぁ」と、ついつい笑ってしまいました。(アキコ)
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川でスケート





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