音楽の街、プラハのクラリネット奏者、アンナ・パウロヴァーさんが今回、演奏旅行にやってきたのはロシア。チェコとロシアと言えば、過去の歴史には苦い記憶もありました。1968年、ソ連の戦車がやってきて人間の顔をした社会主義を目指した「プラハの春」を押しつぶしてしまったことです。しかし、1993年生まれの未だ22歳のアンナさんにとっては、ソ連時代も直接知らない過去の歴史です。
Moskow was very interesting, big and cutural city. I was there with my mum only one evening, My mum is artist, she makes tapestry - gobelins. We just walked in the center and visited the Krasnaja Ploscad.Weather was very nice, not so hot.
「モスクワはとても興味深い都市でした。大きくて、文化に富むところです。母とモスクワには一泊しただけですが、町の中心部に行き、赤の広場を訪ねました.母はゴブラン織りの職人です。天気には恵まれ、それほど暑くはありませんでしたよ」
Next day I was travelling to Krasnodar and to Novorossijsk. In Krasnodar and in Novorossijsk was 40 degrees Celsius
「翌日はクラスノダールとノヴォロシースクに向けて旅をしました。クラスノダールも、ノヴォロシースクも40℃を越える暑さでした」
クラスノダールはモスクワからおよそ1500キロ南西に離れた黒海周辺の都市ですが少し内陸部に位置します。モスクワよりもかなり気温が高いのもうなづけます。ノヴォロシースクは同じくクラスノダール地方に属し、黒海のすぐ沿岸にあります。黒海の対岸にはトルコやブルガリア、ルーマニアなどが位置しています。黒海はイスタンブールの海峡を経て地中海に抜けるため、1年中、凍ることがない港、ノヴォロシースクはロシアでも主要な港の1つとされます。
アンナ・パウロヴァーさんはクラリネット奏者ですが、ソリストなので一人で演奏旅行をすることが多いのです。昨年、プラハの春・国際音楽コンクールのクラリネット部門で2位に輝いたばかりです。
The audience was great, the hall was full. I played J. V. Stamic: Concerto for clarinet and orchestra in B flat major with The Seasons Chamber Orchestra Moscow under the baton of Vladislav Bulakhov.
「聴衆はとても素晴らしい人々でした。会場は満席です。私はJ. V. Stamicのクラリネット協奏曲をモスクワの室内オーケストラと共演しました。指揮はブラディスラフ・ブラーコフです」
Unfortunately, I didn't buy a souvenir, because I had not a time.
「時間がなかったので、お土産を買う時間がなかったのが残念です。」
いつか日本を演奏旅行で訪れたい、というアンナさんです。
■音楽にかける青春 アンナ・パウロヴァー(クラリネット奏者) ’Now I cannot imagine my life without clarinet’ Anna Paulova
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=201508010952116
■アンナ・パウロヴァーさんの演奏記録 (プラハの春・国際クラリネットコンクール 総合二位 )
https://www.youtube.com/watch?v=AAo4ZPGJF7o
■初めての海 クラリネット奏者アンナ・パウロヴァー Anna Paulova、海のないチェコからの音楽の旅
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=201509020143333
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