●目次●
【米海兵隊増強計画で グアム 米からの独立も】WP 6/17 Some in Guam push for independence from U.S. as Marines prepare for buildup
【沖縄 殺人事件後に米軍へ激しい抗議】NYT 6/19 Massive Protest on Okinawa Opposes US Military After Killing
【インドネシア軍艦、南シナ海で中国籍漁船に発砲】WSJ 6/20 Indonesian Warship Fires on Foreign Fishing Boats in South China Sea
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【米海兵隊増強計画で グアム 米からの独立も】WP 6/17 Some in Guam push for independence from U.S. as Marines prepare for buildup 6月17日付のワシントンポスト紙は、アメリカ海兵隊の増強計画が進行中のグアムで、米国からの独立論が出てきたと報じている。独立論が主張される背景には、グアム住民が米大統領選に投票できず、米連邦下院議員に議決権がないことや、沖縄からの海兵隊増強計画への不満があると同紙は見ている。 同紙によると、グアムでは、エディ・カルボ知事が11月にグアムを「完全独立」、「自由連合国」、「米国の州」いずれにするかを問う住民投票を実施しようとしているという。独立論が湧きあがる一方で、グアムの産業界は、米軍基地があることで、米軍関係者の社会保障と税金を通して米政府から年間6億ドルがグアム島に拠出されていると主張。米軍がいなくなることはグアムの経済にとって死活問題だと述べる。 また同紙は、グアムと同じく米軍基地問題を抱える沖縄にも触れ、米軍基地が集中する沖縄は中央政府によって差別的地位に置かれているとも指摘している。
【インドネシア軍艦、南シナ海で中国籍漁船に発砲】WSJ 6/20 Indonesian Warship Fires on Foreign Fishing Boats in South China Sea 6月20日付のウォールストリートジャーナル紙は、インドネシア海軍の軍艦が17日、南シナ海の係争水域で操業していた中国漁船を拿捕したことについて報じた。 18日のインドネシア海軍の発表によると、インドネシア軍艦は、排他的経済水域で操業していた12隻の外国籍漁船に威嚇射撃を行い、そのうちの一隻が中国籍の船であることを確認した後、この中国漁船を拿捕したという。 一方、中国外務省は19日に声明を発表し、威嚇射撃により漁船一隻が損傷を受け、船員一人が負傷したとしてインドネシア海軍を非難した。 同紙は、南シナ海におけるフィリピンと中国との主張をめぐる国連の仲裁裁判所での判決が、この数週間のうちに出る予定であることにも触れている。
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