ジャックリーヌ・ソバージュさんは暴力を振るった夫を銃で背中から撃った殺害事件で、オランド大統領は部分的な自由の恩赦を考えていたが、破棄院は10年の禁固刑を24日に宣告した。ジャックリーヌさんは裁判で疲労している。25日、この破棄院判決に失望したジャックリーヌさんと家族は罪の見直しを求めた。(パリ=飛田正夫)
3人の娘たちも母親と同様に父親から家庭内暴力を受け強姦されていたと証言している。フェミニズムの国際団体フェマンの活動家などがパリの最高裁判所前で、ジャックリーヌさんの部分的な自由の恩赦要求の取り消しに抗議し、上半身で鎖でパリのシテ島にある最高裁判所の鉄柵に体を縛り付けるデモをおこなった。
警察と衝突し直ぐに5人の内の2人が性的露出の罪で拘置され3人は釈放された模様。彼女たちの体には「ジャックリーヌ・ソバージュ自由」「裁判は誤り」と書いてある。
ジャックリーヌ・ソバージュさんは暴力を受ける女性のシンボルとして2014年から2015年には大きな論議を引き起こし、娘たちや議員の支援により1月31日にオランド仏大統領の部分的に自由を得た恩赦を取得していた。
【参考記事】
http://www.lepoint.fr/societe/affaire-jacqueline-sauvage-5-femen-tentent-de-se-menotter-au-palais-de-justice-de-paris-25-11-2016-2085820_23.php
http://www.huffingtonpost.fr/2016/11/25/jacqueline-sauvage-renonce-a-faire-appel-de-sa-condamnation/
http://www.leparisien.fr/faits-divers/affaire-jacqueline-sauvage-epuisee-elle-renonce-a-se-pourvoir-en-cassation-25-11-2016-6374961.php
http://www.lefigaro.fr/actualite-france/2016/11/24/01016-20161124ARTFIG00135-jacqueline-sauvage-sait-ce-jeudi-si-elle-sort-de-prison.php
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